割安株投資研究所

2004年に株式投資をはじめました。現在の投資スタイルは割安株投資がメインです。好きな格言は「人の行く裏に道あり花の山」。

神戸物産(3038)の事業内容と業績推移

本日は「業務スーパー」をFC展開する神戸物産(3038)を見ていきたいと思います。



事業内容は、大きく分けて2つになります。




(2012年10月期決算説明会資料より)

一つ目は業務スーパー事業です。

総店舗数は614店舗なので、みなさんも緑の看板の業務スーパーを一度は見たことがあるのではないでしょうか?

この事業の売上は1557.4億円(前期比104.2%)です。

二つ目は神戸クック事業です。

こちらは中食・外食業態で、世界各国の料理をビュッフェ形式で提供するレストラン「神戸クックワールドビュッフェ」を12店舗、出来立ての惣菜を提供する小型スーパー「Green's K」を15店舗、ビュッフェとセルフクックが融合したレストラン「Green's K 鉄板ビュッフェ」を13店舗を展開しています。

この事業の売上は17.7億円(前期比139.2%)です。ちなみにこの事業は赤字です。



事業内容において、ダイヤモンドオンラインの社長インタビューで以下の発言をしています。

「当社にとって中食事業は、次世代成長事業という位置づけであるとともに、当社がいちばん得意としている分野でもあります。そもそも当社が物販小売業をFC展開しているのは、スピーディな多店舗展開が可能でスケールメリットを創出できるからです。ですからこれまでは物販小売業の展開による企業成長を優先させてきました。しかし最終的な当社の事業の落とし込み先は中食・外食事業であると考えています。」

ということは、今後は「神戸クック事業」に力を入れていくということなのでしょう。



この会社の強みは、製販一体の食のサプライチェーンマネジメント(SCM)にあるので、M&Aを多く行っているのもそのためで、営業キャッシュフロー以上に今は投資を行っており、規模の拡大を図っている段階です。



次に業績推移を確認しておきましょう。





(2011年10月期有価証券報告書より)


(2012年10月期決算説明会資料より)


売上に関しては連続増収が続いています。経常利益に関しては、3年前から事業が軌道に乗り始めた感じて飛躍的に数字が残せるようになっています。今期も増収増益で着地しており、来期も増収増益の業績予想をしています。


配当に関しては、今期も増配で60円配当になり、連続増配を続けています。

ちなみに1/16の終値2260円(時価総額199億円)での配当利回りは2.65%になります。


来期の予想経常利益50億円の会社の時価総額が約200億円ということは、すでに割安の予感がプンプンしますね。

明日は目標株価を算出して、現在の株価での投資判断を行いたいと思います。





株式長期投資 ブログランキングへ


にほんブログ村