割安株投資研究所

2004年に株式投資をはじめました。現在の投資スタイルは割安株投資がメインです。好きな格言は「人の行く裏に道あり花の山」。

西松屋チェーン(7545)の現状


西松屋と言えば、過去はものすごい成長株でしたが、近年は業績頭打ち感が強く株価も低迷が続いていました。

以前は私もウォッチしていたのですが、業績が回復する兆しがなく投資することはありませんでした。


以下の文章は2011年5月に私が残した記事です。


「西松屋の業績がここ数年伸び悩んでいる(増収減益)のに伴い、株価も5年前の高値から約1/5に落ち込んでいます。今期も第一四半期を終えて速報値ベースですが、会社計画を大きく下回っています。といっても、売上高ベースでは昨年並みを確保しています。営業利益ベースでどうなのかは、第一四半期の決算を待たなければ分かりませんが、昨年並みの数字は確保しているのではないかと個人的には感じています。

そこでざっくりと数字を計算してみても、現在の株価(5/24)653円は時価総額で言うと約450億円です。営業利益は毎年約80億円で、財産も現金だけで約220億円、その他の資産など入れて少なく見積もっても300億円以上はあります。さらにこの会社有利子負債がないので、かなり割安だと思うんですよね。今の業績なら株価1000円以上でも全然おかしくないと思うんですがね。この先少しでも業績が回復し出せば、株価は跳ね上がりそうな気もするんですが?」


というような記事を書いた年の決算が本当にひどいものでした。

売上こそ101.6%と増収でしたが、営業利益に関しては47.4億円で前期比58.1%と散々でした。ちょうど今から1年くらい前で、子供が1歳過ぎたころで西松屋に足を運ぶことが多かった時期なので、こんなに安売りして良く利益残せるなぁと思っていたので、業績を見てやっぱりなと思ったことを思い出します。


そんな西松屋チェーン(7545)が今期は業績を回復させているようです。

売上こそ微増の予想ですが、営業利益に関しては68.3億円と前期比144.1%の通期予想を出しています。

144.1%という数字だけ見ると絶好調のように感じますが、本当に良かったころの西松屋の業績を知っているだけに物足りなさを感じます。

売上に限ってはずっと増収を続けているものの、営業利益に関しては2007年の112.25億円をピークに右肩下がりです。

はっきり言って日本だけにとどまっている限りは、店舗も飽和気味だし、ライバルは多いしで今後最高益更新は難しいでしょう。しかしながら、負債もなく配当に関しても継続的に増配を続けている企業なので、割安成長株とは言えませんが、タイミングによっては十分投資対象になりえるとは思っています。


もし、昨年が利益面に関してボトムであったと考えるならば、現状の株価は割安なのかどうかを明日は確認して投資判断をしてみたいと思います。

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