「バフェットの投資原則」を心に刻む。
[新版]バフェットの投資原則―世界No.1投資家は何を考え、いかに行動してきたか/ジャネット・ロウ
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この本はバフェットの語録集みたいなものなんですが、投資家の初心者のころは銘柄の選び方や財務諸表の読み方など、バフェットの技術的な部分を知りたくて仕方がなかったのですが、ある程度の知識と経験を積んできたころから、この本に書かれている語録集のようなことが心に残るようになってきました。
特に私が好きなのは第1章の「投資の原則」です。その中から特に好きなフレーズをいくつかピックアップしてみましょう。
「昨日の増益から今日の利益は生まれない」
この言葉を学んでから株式指標や財務諸表だけを見て投資するのを止めました。株価は将来の業績を織り込むので、中期経営計画の実現性や市場規模・競合企業の動向などの外部環境。また、経営者は誠実なのかなどを考えるきっかけをこの言葉は与えてくれました。
「たくさん読む」
そうです。たくさん読むんです。
人間は怠惰な動物なので簡単な方へ流されてしまいがちです。誰かがまとめてくれた銘柄レポートなどを読むほうがお手軽です。しかし、簡単に手に入る情報は多くの人々も知ることができますし、自分で調べたことではないのですぐに忘れてしまいます。
いろいろなものをたくさん読むことは、時間と労力がとてもかかります。しかし、そこで得られた知識は大きな武器になるのです。
幸運なことに私は本を読むのが好きなので、たくさん読むことはまったく苦になりませんし、新しい情報を知ることも大好きです。だからこそ、今の投資スタイルが自分に合っているのだと思います。
「単純明快を心がける」
バフェットが言うには株式投資の極意とは、いい銘柄を見つけて、いいタイミングで買い、いい会社である限りそれを持ち続けること。これに尽きるそうです。
簡単ですよね。でもこれがなかなかできなかったんです。でもこれを心がけるようになったら投資の成績も向上していきました。不思議ですよね。
私にとっていい銘柄とは、事業が単純明快で競合より高い営業利益率で業績が右肩上がり、ROAが高く借入金が少ないこと。
いいタイミングとは株主価値より50%以上ディスカウントされているときです。
これを業績に暗雲が立ち込めるまで持ち続けています。
以上3つのフレーズを紹介しましたが、この他にも多くの参考にすべきバフェット語録が紹介されています。ぜひ一つでも多く実践してみてください。確実に投資の成績はアップすると思いますよ(-^□^-)
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