割安株投資研究所

2004年に株式投資をはじめました。現在の投資スタイルは割安株投資がメインです。好きな格言は「人の行く裏に道あり花の山」。

ヨロズ(7294)のIR説明会に参加しました

昨日、自動車用足回り部品「サスペンション」の専門メーカーである「ヨロズ(7294)」の個人投資家向けIR説明会に参加してきたのでその備忘録です。

◆株式データ(1/22終値

株価   2,391円

PER   11.39

PBR   0.73

配当利回り 3.09%

時価総額 599.08億円

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 ◆最新決算(平成28年度3月期第2四半期決算

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◆IR説明会の備忘録

・サスペンションは、車の基本機能である「走る!曲がる!止まる!」を支える重要な保安部品である。

・売上の60%以上が日産向けである。以前は日産系列だったが、2000年の日産リバイバルプランにより資本関係が解消された。現在は独立系として日系自動車メーカー11社すべてと取引があり、海外メーカーへとの取引も拡大している。特にホンダ向けが近年伸びてきている。また、複数地域・複数車種に渡り、次世代グローバルカーの大物足回り部品をダイムラーから新規受注しており、今後の売上に大きく寄与する見通し。

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・昨年2017年度までの新中期経営計画を策定した。

株主還元として連結配当性向目標を35%に設定。現在10期連続増配中。

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◆コメント

自動車部品メーカーは総じて割安な銘柄が多いですが、同社も今期の予想営業利益が95億円で時価総額が600億円ということを考えると割安銘柄と言って良いでしょうね。

自動車の販売台数は日本では頭打ちですが、世界規模で考えれば今後も中国・インド・アセアン・北米・南米を中心に世界経済をけん引する成長産業です。

サスペンションというのは自動車を支える保安部品としてなくてはならないもので、近年独立系として各メーカーとの取引額を増やしている現状を考えると技術力もかなり評価されているのだと感じます。また、組立自動化ラインなど自社開発で自動化を推し進めているため、革新的な原価低減効果も期待できます。

長期的にはサスペンションだけを販売するのではなく、サスペンションを一体システムとして性能開発から量産までを考えているようで、持続的な成長に向けて事業内容の拡大・事業地域の拡大・取引メーカーの拡大・メーカーごとの販売額の拡大など成長に向けたロードマップがしっかりと描かれている企業だなという印象を持ちました。

もちろん、リーマンショックなどの世界的な景気の影響や過度な円高などの不安要素はありますが、株主還元もしっかりと行っている企業なので、今回の暴落時などで安いところをうまく拾って中長期で持つのも悪くない銘柄の一つだと思います。

ちなみに3月権利の株主優待制度も長期保有制度を採用しています。

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それではまた明日(^_^)/~

 

◆書籍紹介

【テンバガー】10倍株運用入門 まずは2倍株で勝つ

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