割安株投資研究所

2004年に株式投資をはじめました。現在の投資スタイルは割安株投資がメインです。好きな格言は「人の行く裏に道あり花の山」。

11月優待銘柄なら何を買う?②

昨日の記事の続きです。

 

11月優待銘柄は、おそらく30銘柄はないのでそんなに多くないですよね。

その中で、個人的に厳選1銘柄投資するとしたらという視点で銘柄を考えた結果、私の答えは「ユーシン(6985)」です。

 

事業内容など詳しい定性的な情報は今回は割愛しますが、一点だけ言及するとすれば、今期この会社は仏ヴァレオのキーシステム事業を買収。これにより自動車向けキーセットで世界トップシェアに躍り出ることなりました。

ただ、この買収で資金調達の借入金返済のために75億円のCB(転換価額742円)を発行しています。このファイナンスが「良いファイナンス」か「悪いフ アイナンス」かは、今後の業績動向で問われることになると思います。

今期の業績は第3四半期までの実績で考えると、営業利益に関しては未達懸念があり下方修正の可能性は高いのですが、11月決算銘柄ということもあり投資家の目線はすでに来期の業績予想に移っていると考えて良いでしょう。

その来期に関しては、この企業はマツダ・スズキが主要顧客なのですが、上期に関しては増税前ということもあり、駆け込み需要が期待できそうです。

したがって、買収効果も相まって来期は営業利益50億円以上は堅いような気がしています。ちなみに四季報の2014年11月期の予想営業利益は60億円です(当てになりませんけどね)。

11/22の終値が728円で時価総額233億円なので、もし営業利益が60億円に到達すれば割安と言えるでしょうね。

買収効果がどれくらい結果となって現れるかによって株主価値は大きく変わるので、来期の業績予想は要注目だと思います。

 

ちなみにこの企業の株主優待制度は100株以上保有の株主にクオカードの進呈で、株式の保有年数が1年未満の株主は1000円分、1年以上の株主は2000円分となっています。

8月に株主優待制度の拡充というIRを発表しているので、詳しくはこちらをご覧ください。

 

一応書いておきますが、私は優待狙いで投資はしませんので、今回すぐに「ユーシン(6985)」に投資はしないと思います。

 

◆書籍紹介

有名な個人投資家でブログ「エナフンさんの梨の木」を公開している奥山月仁さんの本です。梨の木の物語を通して、企業価値や投資指標の考え方が学べる一冊で、複雑な数式は出てこないので投資初心者にはおすすめです。中級者以上でも内容の本質を理解できれば新たな学びも多いでしょう。

世界一やさしい株の本

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それではまた明日(^_^)/~

 


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