西川計測(7500)の平成25年6月期本決算
本日は、計測器や制御機器等の販売を主な事業とする「西川計測(7500)」の平成26年3月期本決算をフォローしておきたいと思います。
まずは8/9に発表になった「平成26年6月期決算短信」で数字を確認しておきましょう。
以下は(昨年比/通期業績予想進捗率)で記載します。
売上高261.84億円(4.7%増/104.7%)
営業利益9.59億円(0.9%減/106.6%)
経常利益9.83億円(16.3%増/108.0%)
当期純利益5.23億円(6.7%増/109.0%)
以上のように今期の決算は増収増益という結果になりました。
業績予想に対しても上ブレて着地しており、素晴らしい決算と言えますね。
会社側の説明によると計測制御業界は、再生可能エネルギー・省エネ関連分野は堅調に推移したが、民間設備投資の本格的な回復には至らなかったようです。
このような状況のもとで、設備更新が堅調な水道・都市ガス・電力などのライフライン関連を中心に、制御・情報機器システム分野が好調に推移し、売上高、営業利益、経常利益、当期純利益ともに予想を上回ることがでたとあります。
次期の見通しについては、インフラ・自動車関連を中心に堅調に推移するとのことです。
平成26年6月期の業績予想については以下の通りです。
売上高255億円(2.6%減)
営業利益9.3億円(3.0%減)
経常利益9.5億円(3.4%減)
当期純利益5.4億円(3.2%増)
以上減収増益(営業減益)の予定ですが、実質ほぼ横ばいという感じですかね。
ここで、前回銘柄研究を行った時の「西川計測(7500)の目標株価」を確認しておきましょう。
前回の目標株価は、事業価値の割引率を10%で計算して2779円でした。
それでは今期の業績予想をベースに目標株価を考え直したいと思います。
まず事業価値は、今期の予想営業利益9.3億円に割引率を10%で計算すると55.8億円になります。
財産価値は64.46億円、負債は0.08億円です。
したがって株主価値は120.18億円になります。株価に直すと3501円です。
8/9の終値が1003円(時価総額34.43億円、PER6.89倍、PBR0.73倍、配当利回り3.19%)なので、現在の株価は約71%割安であるという結論です。
あり得ない数字ですね。ここまで割安である時は疑ってかかりましょう(^_^;)
割安に放置されている一番の理由は、大株主の状況(1~4位)から上場会社でありながら株価を上げる理由がないということが大きいのではないでしょうか?
そのかわり大株主のために?配当ではしっかりと報いてくれています。
また、割安だと思って投資してもなかなか株価が反応しないため、しびれを切らして売却してしまう投資家も多いのではないでしょうか?
時価総額34億円の会社が、負債ほぼゼロで、現預金53億円、投資有価証券11.5億円あるので、通常それだけでも投資対象としては魅力的ですよね。
さらに今期も業績予想通りになれば3年連続して営業利益が9億円台ですからね。
そのうち株価が見直される時が来るのではないでしょうか?
ただし、それがいつになるかは神のみぞ知るという感じです(*v.v)。
それではまた明日(^_^)/~
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まずは8/9に発表になった「平成26年6月期決算短信」で数字を確認しておきましょう。
以下は(昨年比/通期業績予想進捗率)で記載します。
売上高261.84億円(4.7%増/104.7%)
営業利益9.59億円(0.9%減/106.6%)
経常利益9.83億円(16.3%増/108.0%)
当期純利益5.23億円(6.7%増/109.0%)
以上のように今期の決算は増収増益という結果になりました。
業績予想に対しても上ブレて着地しており、素晴らしい決算と言えますね。
会社側の説明によると計測制御業界は、再生可能エネルギー・省エネ関連分野は堅調に推移したが、民間設備投資の本格的な回復には至らなかったようです。
このような状況のもとで、設備更新が堅調な水道・都市ガス・電力などのライフライン関連を中心に、制御・情報機器システム分野が好調に推移し、売上高、営業利益、経常利益、当期純利益ともに予想を上回ることがでたとあります。
次期の見通しについては、インフラ・自動車関連を中心に堅調に推移するとのことです。
平成26年6月期の業績予想については以下の通りです。
売上高255億円(2.6%減)
営業利益9.3億円(3.0%減)
経常利益9.5億円(3.4%減)
当期純利益5.4億円(3.2%増)
以上減収増益(営業減益)の予定ですが、実質ほぼ横ばいという感じですかね。
ここで、前回銘柄研究を行った時の「西川計測(7500)の目標株価」を確認しておきましょう。
前回の目標株価は、事業価値の割引率を10%で計算して2779円でした。
それでは今期の業績予想をベースに目標株価を考え直したいと思います。
まず事業価値は、今期の予想営業利益9.3億円に割引率を10%で計算すると55.8億円になります。
財産価値は64.46億円、負債は0.08億円です。
したがって株主価値は120.18億円になります。株価に直すと3501円です。
8/9の終値が1003円(時価総額34.43億円、PER6.89倍、PBR0.73倍、配当利回り3.19%)なので、現在の株価は約71%割安であるという結論です。
あり得ない数字ですね。ここまで割安である時は疑ってかかりましょう(^_^;)
割安に放置されている一番の理由は、大株主の状況(1~4位)から上場会社でありながら株価を上げる理由がないということが大きいのではないでしょうか?
そのかわり大株主のために?配当ではしっかりと報いてくれています。
また、割安だと思って投資してもなかなか株価が反応しないため、しびれを切らして売却してしまう投資家も多いのではないでしょうか?
時価総額34億円の会社が、負債ほぼゼロで、現預金53億円、投資有価証券11.5億円あるので、通常それだけでも投資対象としては魅力的ですよね。
さらに今期も業績予想通りになれば3年連続して営業利益が9億円台ですからね。
そのうち株価が見直される時が来るのではないでしょうか?
ただし、それがいつになるかは神のみぞ知るという感じです(*v.v)。
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