割安株投資研究所

2004年に株式投資をはじめました。現在の投資スタイルは割安株投資がメインです。好きな格言は「人の行く裏に道あり花の山」。

ケンコーマヨネーズ(2915)の平成26年3月期第1四半期決算

本日は、マヨネーズ2位で業務用を中心に展開する「ケンコーマヨネーズ(2915)」の平成26年3月期第1四半期決算をフォローしておきたいと思います。

まずは8/8に発表になった「平成26年3月期第1四半期決算短信」で数字を確認しておきましょう。
以下は(昨年比/第2四半期累計業績予想進捗率)で記載します。

売上高143.36億円(6.6%増/51.0%)
営業利益9.13億円(16.8%増/58.5%)
経常利益8.76億円(16.3%増/59.2%)
四半期純利益5.11億円(17.9%増/61.6%)

以上のように第1四半期を終えての決算としては増収増益となりました。
第2四半期までの業績予想は増収営業減益だったことを考えると、利益面でサプライズ感のある決算と言えるかもしれませんね。

個人的にも、円安が進んで原価率が悪化懸念があったことから、5月の下げ相場のときに全株売却していた銘柄であったために、今回の第1四半期決算は驚きました。

会社側の説明によると、利益面は円安により原材料価格の上昇は進んでいるが、売上高増による工場の稼働率アップや活動経費の削減等により吸収し増益を確保したとあります。
外的環境に左右されにくい経営体質の確立に向けての取り組みの成果だそうです。
理想的な増益要因と言えるでしょうね。

次に前回銘柄研究を行った時の「ケンコーマヨネーズ(2915)の目標株価」を確認しておきましょう。
前回の目標株価は、事業価値の割引率を8%で計算して1676円でした。
この目標株価は今期の業績予想をベースにしているので今のところ変更はしませんが、第2四半期の結果次第では上方修正の期待もあるので、事業価値が上振れる可能性があることは頭の片隅に入れておきたいですね。
8/9の終値が849円(時価総額120.65億円、PER8.50倍、PBR0.82倍、配当利回り2.47%)なので、現在の株価は約49%割安であるという結論です。

決算発表後の株価は、好決算の割に反応が薄かったので、現在の割安度を考えると投資対象として非常に魅力的に感じます。

それではまた明日(^_^)/~


株式長期投資 ブログランキングへ


にほんブログ村