初心者のための優待タダ取り①
昨日は9月の優待権利取りでしたが、皆様満足な結果は得られたでしょうか?
私も可能な限り参戦しました^^;
昔は株主優待を否定的に見ていたのですが、最近考えを180℃変えて株主優待賛成派に転じています。理由としては「子供が喜ぶから!」これにつきます。
私は配当金も再投資に回してしまうので、いくら投資で儲けて資産は増えても直接のメリットは株主優待くらいしか得られません。そういう意味でもひとつのご褒美みたいなものかな?と思います。
最近雑誌でも必ず株主優待の特集は組まれていますよ。それだけ需要が多いということですね。あれだけ特集が組まれるなら優待目当てで投資を始めた方も多いと思います。そんな優待初心者の方に一歩成長するために、本日は「優待タダ取り」の方法を簡単に説明したいと思います。
まずはじめに「優待タダ取り」をするためには信用口座が必要です。どこの証券会社でも良いですが、優待取引と相性が良いのは一般信用が利用できる松井証券とカブドットコム証券なので、最低でもどちらかに口座があると取引の幅が広がると思いますよ。ちなみに私はどちらも口座開設しています。
「優待タダ取り」とはいわゆる「クロス取引」のことで、基本的には同じ価格(寄付きで寄成など)で現物買いと信用売りを同時に行ない、権利確定後現渡しで処理する取引方法です。
まぁ「優待タダ取り」と言っても、実際にタダで権利が取れることはないのでそこは勘違いしないでくださいね。いくつかのコストが必ず発生します。そのコストは以下の4つです。
1)取引手数料
各証券会社ごとで手数料体系は違いますが、現物買いと信用売りの片道の手数料です。なぜ片道かというと決済は現渡しで行うので、こちらは手数料がかからないからです。
2)逆日歩
信用売りが多くなると株不足のため信用売り方に発生する費用で、これがクロス取引の成否のカギを握ると思ってください。
取引価格によって、最大逆日歩の金額(料率)が違います。また、権利日前は株不足になると最大逆日歩が4倍になるので注意が必要です。さらに、売り手が多くなると注意喚起が出て最大逆日歩は8倍になります。それでも貸株が足りない異常事態が発生すると最大逆日歩は10倍になります(>_<)
逆日歩で注意することはもう1つあります。それは逆日歩日数です。逆日歩日数の計算は受渡日を基準(株の受渡日は3営業日後)に計算するので、土日などの休みが該当してしまうと逆日歩日数が増えてしまうことです。今は
この逆日歩を避けるための方法としては2つあります。
まず1つ目は貸借銘柄で信用買いが信用売りを大幅に上回っている銘柄を選ぶことです。1つの目安として10倍を超えていれば逆日歩はつかないことが多いです。
これは「FPG(7148)」の信用倍率で、逆日歩はもちろんつきませんでした。
2つ目は松井証券とカブドットコム証券で一般信用取引を利用することです。これだと逆日歩はつきませんが、皆同じことを考えるので争奪戦が激しく、何日も前からクロス取引をしないと人気優待はゲットできないことが多いです。
3)貸株料
証券会社から株を借りた利息だと思ってください。各社により微妙に違いますが、制度信用の場合は年率1.1~1.2%くらいです。
4)配当落ち調整金
簡単に言えば現物でもらえる配当金と信用分の払う配当金に税金の関係で差額が発生するということです。説明が難しいので以下を参考にしてください。
簡単に言うと配当金の5%です。また、これが徴収されるのは実際に配当金が支払われる2~3か月後になります。
以上がクロス取引にかかるコストです。
要するにこのコストが優待金額を下回ればクロス取引が成功したことになるのです。
次に実際の取引でコストを確認しようと思うのですが、本日は時間がないのでまた後日にします^^;
それではまた明日(^_^)/~
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