割安株投資研究所

2004年に株式投資をはじめました。現在の投資スタイルは割安株投資がメインです。好きな格言は「人の行く裏に道あり花の山」。

初心者のための優待タダ取り②

前回の続きです。

本日は実際の取引でコストを確認しようと思います。

以下は私のメイン口座であるGMOクリック証券で計算します。

◆はせがわ(8230)

100株以上の株主に1,500円相当の九州特産品等を進呈。

1)取引手数料(片道)

現物105円+信用100円=205円

2)逆日歩(1.45円)

100株×1.45円=145円

3)貸株料(1.10%)

約定株価622円×100株×1.10%×2日÷365日=3円

4)配当落ち調整金

中間配当3.75円×100株×5%=18円

以上のコストを合算した371円がクロス取引にかかったコストになります。

「はせがわ(8230)」の場合は、優待が1,500円相当の特産品なのでクロス取引は成功ということになります。

成学社(2179)

100株以上の株主に1,000円相当のクオカードを進呈。

1)取引手数料(片道)

現物105円+信用100円=205円

2)逆日歩(16円)

100株×16円=1,600円

3)貸株料(1.10%)

約定株価912円×100株×1.10%×2日÷365日=5円

4)配当落ち調整金

中間配当4.75円×100株×5%=23円

以上のコストを合算した1,833円がクロス取引にかかったコストになります。

成学社(2179)」の場合は、優待が1,000円相当のクオカードなのクロス取引は大失敗ということになります。

以上がクロス取引の実例です。

なぜこの時期にこのような記事を書いたのかというと、クロス取引はやってみると結構奥が深いです。今回はあえて触れませんでしたが、一般信用を使えば逆日歩が付かないのですが、一般信用の場合は争奪戦がありますし、何でもかんでもクロス取引が正解かというとそういう訳でもなく、今回の「健康コーポレーション(2928)」のように現物ホールドが結果的には正解の場合もあります。もちろん、高額逆日歩で手痛い目に遭うこともあるので、年に1回の大イベントである3月末の優待権利取りに向けて、今後何回か練習するチャンスが残されているこの時期に、一度勉強しておかれるのが良いのではないか?と思いこのような記事を書きました。

慣れないと上達もしませんからね。

私なんか今月も1つ失敗してしまいました。「JBR(2453)」という2,500株以上の株主にキッザニアの入場券を3枚もらえる優待銘柄があるのですが、100株が約3万円で投資できるので、各証券会社(5社)の買付余力で残った分をこの3万円でちょこちょこ埋めていたのですが、14時59分になってそういえば信用売りを入れるのを忘れてたことに気づきました。仕方ないのでたまたま開いていたある証券会社で慌てて信用売りを行ったため、結果現渡しできずに取引手数料が往復分かかってしまうという失態を起こしてしまいました(>_<)

銘柄数が多くなると私のような注意力散漫な投資家はミスを起こしやすいので、3月に向けて皆様も実践を通してクロス取引の技術を磨いていくと良いと思いますよ。 

 

それではまた明日(^_^)/~

 

◆書籍紹介

企業分析シナリオ(第2版)

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