割安株投資研究所

2004年に株式投資をはじめました。現在の投資スタイルは割安株投資がメインです。好きな格言は「人の行く裏に道あり花の山」。

エヌアイデイ(2349)の目標株価

本日は独立系のSIである「エヌアイデイ(2349)」の目標株価を考えたいと思います。

まず事業内容や業績に関しては、こちらの「アナリストレポート」「2013年3月期決算説明会資料」「決算説明会要旨」をご覧ください。
私なんかが説明するよりもよほど参考になると思われます。

上記の資料などを通して感じた私の感想としては、バランスが良いという一言に尽きます。
事業に関しては大きく4つのセグメントがあり、それぞれの売上利益ともバランスが良く、さらに第5の事業(付加価値ビジネス)も育てようとしています。
新規事業への投資を止めればもっと利益は積み上がるのですが、それをあえてしないところが投資家としては逆に魅力的です。
また、主要顧客もバラエティに富んだ業界となっており、これが当社の安定した売上に寄与しています。

次に株主還元も確認しておきます。
まず配当政策は、各期の業績、将来の事業展開、配当性向等を勘案しながら、安定的な配当を継続して行うことを基本方針としていおり、配当性向は明記されていません。
ちなみに、前期の配当金は45円で配当性向は29.1%でした。
また、株主優待制度は導入していません。

最後に、8/9に第1四半期の決算発表があったので「平成26年3月期第1四半期決算短信」で数字を確認しておきましょう。
以下は(昨年比/第2四半期累計業績予想進捗率)で記載します。

売上高36.14億円(0.8%増/46.8%)
営業利益2.99億円(128.2%増/62.3%)
経常利益3.03億円(112.8%増/61.2%)
四半期純利益-0.64億円(-%/-%)

以上のように第1四半期を終えての決算は増収減益でした。
減益ですが営業・経常利益段階では大きく前年比を上回っており、好調な決算と判断してよいと思います。
会社側の説明によると、売上高は情報システム事業の受注が好調に推移したこと、利益面はプロジェクト管理の徹底とグループ間連携強化による業務効率化に努めたことが好調の要因のようです。

それでは目標株価を計算します。
まず事業価値は、今期の予想営業利益11.7億円に割引率を10%で計算すると70.2億円になります。
財産価値は71.27億円、負債は4.1億円です。
したがって株主価値は137.37億円になります。株価に直すと3144円です。
9/26の終値が1510円(時価総額65.98億円、PER14.04倍、PBR0.95倍、配当利回り2.98%)なので、現在の株価は約52%割安であるという結論です。

良い結果ですね\(^_^)/
第1四半期の業績の良さがこの後も続くようなら、株価が見直されるのは必至ではないでしょうか?
事業内容も良いですし、中期経営計画通りにもし業績が進むようなら、将来的に株価は大きく上昇してもおかしくないでしょうね。
配当利回りも3%くらいありますし、取りあえず1枚は拾っておこうかなと思います。

それではまた明日(^_^)/~


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