割安株投資研究所

2004年に株式投資をはじめました。現在の投資スタイルは割安株投資がメインです。好きな格言は「人の行く裏に道あり花の山」。

丸誠(2434)の目標株価

本日は「高砂熱学工業」の子会社で、総合ビルメンテナンス業界で中堅規模の「丸誠(2434)」の目標株価を考えたいと思います。

事業内容などは、特段におもしろいものではなく、競争も激しいようではっきり言って魅力はありません。
この企業に対する投資は資産面に魅力があるためです。

9/24の終値は565円なのですが、時価総額に直すと31.3億円になります。
これに対して、現預金32.11億円、有価証券及び投資有価証券が8.54億円なので、財産価値は40.65億円です。ちなみに負債は0.5憶円しかありません。
この時点ですでに時価総額を上回ってしまっています(*v.v)。

さらにここから、過去10年一度も赤字のない堅実な本業が事業価値として加わってきます。
確かに営業利益は右肩下がりで、将来性のなさは露呈しているのですが、それでも株価次第では十分に投資対象として考えても良さそうです。
過去4年間は営業利益が3億円前後なので、この3億円で事業価値を計算すると18億円くらいに考えても良さそうです。
すると、株主価値は58.6億円になります。株価に直すと1058円です。

この程度の割安度なら私は現段階での投資は見送りますね。
昨年「高砂熱学工業」にTOBされる前の400円台なら投資妙味はあったのですが、今は中途半端な割安度で、なかなか株価上昇のカタリストも頭に描きづらい状況だと思います。
まぁ、昨年のTOB価格が600円なので、経営陣は責任を持ってそれ以上の株価を維持して欲しいとは思いますが、さてどうなることでしょうか?

それではまた明日(^_^)/~


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