「東祥(8920)」の今後について考える
昨日の記事にも書いたように、今年は東祥の株価上昇の恩恵をフルに受けたわけですが、東祥の株価は今後どうなるのか一度予想しておきたいと思います。
(2013年3月期第2四半期決算資料より)
今回はあくまでも将来の株価の目安を知ることが目的なので、深く考えずに会社が発表している中期経営計画をそのまま信用することにします。
個人的には、2015年3月期の経常利益40億円という目標は現実的な数字だと思っています。
それでは簡単に株主価値をはじいてみましょう。
まず事業価値は、現状のPERが15倍近くまで上昇していることを考えると、割引率を6倍~8倍くらいで計算すると、6倍の時は400億円、8倍の時は300億円になります。
財産価値は約30億円、負債は約120億円とします。現状の好業績が続くとキャッシュが積み上がり、有利子負債も圧縮されていくのでこのあたりは再考の余地もありますが、とりあえず現状のまま計算します。
したがって、株主価値はざっくり210億円~310億円くらいで考えて良さそうです。株価に直すと1194円~1762円になります。
今年の終値が1190円なので、仮に2年後の株価を1750円とすると利回り20%くらいになります。配当まで入れると25%くらいですかね。
年間の目標利回りを30%以上に置いていることを考えると少々物足りない数字にも思えますが、高い確率で25%の利回りを得られるなら悪くないとも思えます。
結論としては、基本的には株価の上昇とともに売り上がっていき、魅力的な利回りが得られそうな銘柄を見つけたら、恩株を残して売却するのがベターなのかなと思います。
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