「貸株サービス」ってご存知ですか?
本日は最近知った「貸株サービス」について勉強したいと思います。
貸株サービスとは、現在保有中の株式を証券会社に貸し出すことによって金利がもらえるサービスのことで、現在はSBI証券、カブドットコム証券、マネックス証券、松井証券(預株制度)の4つの証券会社がこのサービスを提供しているようです。各証券会社によって金利やサービス内容も多少違いがあるようなので、そのあたりは良くご確認ください。
株式を貸しているときでも売却はいつでもでき、貸したり借りたりは取引画面で簡単にできるようです。
金利は0.1~1.0%が大半のようですが、普通預金に預けておくよりは金利が良いですよね(^^ゞ
しかも、わざわざ現金を用意する必要がなく、運用中の株式でできてしまうので一石二鳥だと思います。
ただ気を付けなければならない点もいくつかあります。
一つ目は、通常の株式取引とは違い、利益を受け取った際には税金がひかれていない(源泉徴収されていない)ので雑所得という分類で、年間20万円を超えた場合には確定申告が必要になります。毎年確定申告を行っている人は、20万円以上の利益がなくても申告が必要になります。
二つ目は、貸株中の所有権は貸出先になるので、そのままでは議決権・配当金・株主優待が受けられないということです。よって、それらを受け取りたいときには、一度貸株を止めなければいけないのですが、株主優待の権利日に合わせて自動的に貸株を解除してくれる「株主優待自動取得サービス」というのを設けている証券会社もあります。このサービスは必ず利用してくださいね。
ちなみに、配当金については手続きをしなくても、配当金相当額という形で受け取ることができます。
三つ目は、信用取引の口座を申し込んでいる場合は、このサービスを利用できないということです。たとえ現在信用取引を行っていなくても利用できません。これは、かなり痛いという人も多いのではないでしょうか?私もその一人でSBI証券で信用口座を開いているのでダメでした。したがって、私の場合は休眠口座になっていたカブドットコム証券で利用しようと思っています。
このサービスはそれぞれの投資スタイルによって活用できる人、できない人が分かれると思いますが、私のように保有期間が長い投資家や損切りのできない塩漬け株をお持ちの方は利用するメリットが大きいのではないでしょうか。
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