割安株投資研究所

2004年に株式投資をはじめました。現在の投資スタイルは割安株投資がメインです。好きな格言は「人の行く裏に道あり花の山」。

ヤオコー(8279)の事業内容と株式指標

さて、記念すべき銘柄研究の1回目は、埼玉県を地盤に食品スーパーマーケットを展開する「ヤオコー(8279)」を研究したいと思います。 我ながら地味だと思うチョイスですが、なぜヤオコーにしたかというとこの会社知る人ぞ知る超優良企業なのです。ヤオコー単体ではなんと24期連続の増収増益という素晴らしい実績を残しています。 まずは、12年2月期の有価証券報告書から過去5年間の主要な経営指標との推移を見ておきましょう。 $割安株投資研究所-ヤオコー主要な経営指標等の推移連結 割安株投資研究所-2012ヤオコー主要な経営指標等の推移単体 (2012年2月期有価証券報告書より) 上の図を見ると毎年、順調に売上と経常利益を伸ばしているのが分かります。配当性向も20%前後で記念配があった23年3月期を除けば毎年増配しているといっても良いでしょう。 気になる点をあげるとすれば、株価収益率が低下傾向なので、将来への投資家の期待値があまり高くないのかなということと、キャッシュフローを見ると稼いでいる以上に投資しているが、ROEから判断すると投下資本回収率が下がっているのかなという2点が気になりますが、大きな問題はないように感じます。 事業内容は、スーパーマーケット事業と調剤薬局事業に分かれており、スーパーマーケット事業には「三昧」という惣菜子会社を抱えています。 売上の96%は食品スーパーマーケット事業です。提案型の売場作りに特徴があり、低価格スーパーとはビジネスモデルが違います。 現在、埼玉県を中心に千葉県、群馬県、栃木県、茨城県、東京都、神奈川県の1都6県118店舗を展開し、生鮮食品、惣菜をはじめとする食料品並びに家庭用品などの住居関連商品の販売を行っています。 現在ヤオコーでは、FSPヤオコーカード)の有効活用、EDLP店舗の拡大による価格政策の強化、生鮮強化(特に鮮魚)、PBを中心とした商品開発、積極的な店舗改装による営業強化と店舗間格差縮小、標準化・平準化による生産性の向上の6大重点政策を掲げ取り組んでいます。 最後に株式指標をチェックしておきましょう。 割安株投資研究所 (ヤフーファイナンスより) PER、PBRとも特別に割安なわけでもなくフェアバリューなのかなという感じです。配当利回りも可もなく不可もなくですね。 明日は2013年3月中間期の決算を分析したいと思います。 株式長期投資 ブログランキングへ 読者登録してね