割安株投資研究所

2004年に株式投資をはじめました。現在の投資スタイルは割安株投資がメインです。好きな格言は「人の行く裏に道あり花の山」。

VTホールディングス(7593)の平成26年3月期第1四半期決算

本日はホンダ・日産系のディーラーである「VTホールディングス(7593)」の平成26年3月期第1四半期決算をフォローしておきたいと思います。

まずは本日発表になった「平成26年3月期第1四半期決算短信」で数字を確認しておきましょう。
以下は(昨年比/第2四半期累計業績予想進捗率)で記載します。

売上高277.89億円(5.5%増/49.6%)
営業利益14.35億円(13.0%増/44.8%)
経常利益13.86億円(18.6%増/44.7%)
四半期純利益7.47億円(8.5%増/41.5%)

以上のように第1四半期を終えての決算としては増収増益となりました。
前年はエコカー補助金という特需があったことを考えると素晴らしい結果と言えるのではないでしょうか?

会社側の説明によると、かねてより国内の新車販売台数は長期的に減少傾向が続くと想定し、新車販売台数に業績が左右されにくい企業体質を実現するため、中古車販売の強化、新車の台当り粗利の改善、サービス部門やレンタカー部門の収益拡大、経費削減などにより、第1四半期は新車販売台数の落ち込みを中古車販売で補い、新車、中古車を合わせた自動車販売台数は16,879台と、前年同期に比べ362台(2.2%)増加したということです。
やはりこの企業の力はすごいものがあります。
自動車販売関連事業では、新車部門がホンダ車の販売台数が1351台(前年同期比17.0%減)、日産車の販売台数が3553台(前年同期比8.9%減)、その他の外国車を含めた新車販売台数は5731台(前年同期比8.8%減)。
中古車部門では海外への輸出台数が前年同期比11.0%増と好調に推移したこともあり、国内販売を含めたグループの中古車販売台数は11148台(前年同期比8.9%増)となったようです。
改めて数字を見ると、中古車販売台数が新車販売台数の倍あるということが分かりますよね。やはり子会社の「トラスト(3347)」の影響が大きいですね。ちなみにこちらも今期の業績は好調な滑り出しとなっています。

次に前回銘柄研究を行った時の「VTホールディングス(7593)の目標株価」を確認しておきましょう。
前回の目標株価は、事業価値の割引率を8%で計算して1169円でした。

まだ今期の業績予想では目標株価を算出していなかったので今回算出しておきたいと思います。
まず事業価値は今期の予想営業利益82億円に割引率を7%と考えて702.86億円になります。
財産価値は100.84億円、負債は277.44億円です。
したがって株主価値は526.26億円になります。株価に直すと1430円です。
8/6の終値1176円(時価総額432.69億円、PER9.01倍、PBR2.14倍、配当利回り2.55%)なので現在の株価は約18%割安であるという結論です。

良い銘柄なので、さすがにフェアバリューですね(*v.v)。
暴落相場でチャンスがあればまた投資したいと思います。

それではまた明日(^_^)/~


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