アルプス物流（9055）の目標株価

本日は、アルプス電気の物流子会社で電子部品物流・消費物流・商品販売の3事業を展開する「アルプス物流（9055）」の目標株価を考えたいと思います。

事業内容に関しては「2012年3月期決算説明会資料」を確認してください。
ポイントは主力事業は電子部品物流で、売上比率は約47％なのですが、営業利益に占める割合は約76％となっているということです。
したがって、この企業の儲けは電子部品物流の動向がかなり大きく影響を与えるということです。具体的には、スマートフォン・携帯電話・ノートPC・液晶TV・ゲーム機・自動車などの動向に左右されるということです。
このあたりは、普段ニュースを見聞きしていれば頭に入ってくると思うので、業績の動向も把握しやすいのではないでしょうか？

ここで今期の業績を確認しておきます。
「平成25年3月期第3四半期決算短信」を見ると、増収増益で通期計画もほぼ予定通りの進捗率できています。今期は自動車事業と海外事業が好調のようですね。
通期の営業利益40億円は達成可能とみています。

それでは目標株価を考えたいと思います。
まず事業価値ですが、営業利益40億円に割引率を9％で計算すると267億円になります。
財産価値は111億円、負債は59億円です。
したがって、株主価値はざっくりと319億円になります。株価に直すと1798円になります。
4/11の終値が972円（時価総額172.41億円）なので、46％割安であるという結論です。
来期のことを考えると少し事業価値を保守的に見過ぎた感じもするのですが、どちらあにせよ割安度は高いと思います。
事業の安定感もありますし、海外事業の成長性も考えると中長期で投資できる銘柄だと思います。

それではまた明日(^_^)/~


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