割安株投資研究所

2004年に株式投資をはじめました。現在の投資スタイルは割安株投資がメインです。好きな格言は「人の行く裏に道あり花の山」。

バリューHR(6078)の提携IR

昨日「バリューHR(6078)」が「リロ・ホールディング(8876)」の子会社である株式会社リラックス・コミュニケーションズとの業務および資本提携を行うという発表がありました。

この発表を受けて昨日の「バリューHR(6078)」の株価は一時ストップ高まで買われました。

私も100株だけですが、12月の優待権利取りのために保有していたので、昨日突然株価が暴騰したので何事かと思ったのですが、昨日の夜この事実を知りました。

初めはこのIRを「ふ~ん」と受け流していたのですが、今日もう一度読み直したところ中長期的に業績へのインパクトが大きいことに気づきました。

リロ・ホールディング(8876)」が発表したIRの方が分かりやすいので、こちらの内容を抜粋すると、バリューHR側のメリットは2点あるようです。

①これまでの標的市場であった健保組合で蓄積した専門ノウハウを活用し、新たな市場として、リラックス・コミュニケーションズの顧客企業8,270社、会員434万人(2014年3月現在)の法人市場を獲得できる。併せて同社の法人営業力を獲得できる。

リラックス・コミュニケーションズの主力商品「福利厚生倶楽部」、会員向け優待特典など70,000以上のサービス提供が可能となり、健康支援サービスにおける付加価値の大幅な向上が図れる。

以上の2点が今回の提携によるバリューHRのメリットですが注目すべきは①です。

現在当社の会員数は50万人程度のようなので、その約8倍以上の潜在顧客を獲得できるチャンスが到来したということです。

現在の当社の売上高の3/4くらいが「バリューカフェテリアシステム」から発生するシステム手数料や事務管理費なので、会員数50万人から獲得できる売上高は約15億円くらいと考えることができます。

参考までに、以下は今期の業績予想です。

f:id:maropiko:20141113075349p:plain

したがって、リロの会員数434万人の20%でもバリューカフェテリアの会員になってくれらば、売上高で30億円弱の増収要因となるのです。

今期の売上予想が21.1億円の当社にとってはかなりのインパクトですよね。

そりゃぁ、ストップ高にもなるよね!って感じです。

問題はリロの顧客を何%くらい取り込めるかですね。 ただし、今すぐに業績へインパクトがある訳ではなく、中長期的に緩やかに業績が拡大していくイメージではないでしょうか?

肝心の今後の投資戦略ですが、非常に難しい問題です。

取りあえずは明日(11/14)引け後に発表される第3四半期決算ですが、あまり良くないような気がします。ただ、それはちゃんと見てる投資家は分かっていると思うのですが、そうでない方の「買い」が大量に入っている状態なのでちょっと不安はあります。まぁ、短期的には業績向上期待と相まって乱高下するのかもしれませんが、それが終わればそれなりの株価へと落ち着くでしょう。

12月決算銘柄なので問題は来期の業績予想です。発表される予想数値がポジティブなものとなるなら良いのですが、そうでなければ失望売りを誘う可能性も否定できません。現状が特別割安という訳ではないので、なおさらその思いが強いです。

したがって、個人的には今期の本決算終了後に結論を出そうかと思いますが、取りあえず現状は100株しか持っていないので、あまりにも将来性が高く後悔しないために少々買い増しておこうと思います。今、高値つかみしてもそのうち株価は上昇カーブを描くでしょうから!

最後にここの優待は私も今年初めて権利取りする予定なのですが、利回りも高く評判良さそうなので楽しみにしています。

 

それではまた明日(^_^)/~

 

◆書籍紹介

昨日、また読み返していた本。

兼業投資家でバリュー投資をしているのに、信用取引でリスク性向が高いという投資スタイルが自分と似ているので、私の教科書のような本です。

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