割安株投資研究所

2004年に株式投資をはじめました。現在の投資スタイルは割安株投資がメインです。好きな格言は「人の行く裏に道あり花の山」。

中国で大躍進のニホンフラッシュ(7820)

【7820】ニホンフラッシュ

マンション向け内装ドアで国内首位。完全オーダーメードが特徴。中国で利益の過半を稼ぐ。内装システム部材・日本45(9)、同・中国55(20)【海外】55 <13・3>

 

◆事業内容

室内ドア・化粧造作材・収納ユニットの製造販売を行っていますが、当社の大きな特徴は中国での売上比率の高さにあります。最新の2014年3月期決算の数字によると、国内の売上高が65.31億円、中国の売上高が74.74億円となっています。

 

◆株式データ(5/1終値

株価   1,952円

単元株数 100株

PER   6.9

PBR   1.27

配当利回り 2.05%

時価総額 119.07億円

発行済株式数 6,100,000株

 

◆最新決算(平成26年3月期決算

以下は前期業績(昨年比)/今期業績予想(昨年比)で記載します。

売上高  137.92億円(13.8%)/160.00億円(16.0%)

営業利益 22.35億円(22.1%)/25.00億円(11.8%)

経常利益 21.96億円(18.6%)/24.50億円(11.6%)

四半期純利益 15.66億円(29.1%)/17.20億円(9.8%)

 

◆目標株価 3,224円

事業価値 25億円×0.6/8%=187.5億円

財産価値 26.41億円

負債   17.24億円

株主価値 196.67億円

 

◆注目ポイント

注目ポイント「高い中国の売上比率」です。

簡潔に言うと、中国市場は今後も高成長が続くだろうからそこでのシェアが高い企業は成長性に不安はないでしょ!ってことです。

事業内容は室内ドア・化粧造作材・収納ユニットの製造販売なので、これだけで考えるとどこに成長の可能性があるのかと感じますが、実はこの企業は中国での売上高が国内をすでに上回っています。利益においては約7割が中国市場でのものです。2017年3月期には中国市場での売上比率を7割という計画を立てており、実現すればさらなる利益率の向上が期待できそうですね。そのために、現在中国での3か所目の工場を増強しており、完成すれば現在の生産能力が倍増するようです。

中国市場で利益が多く出ている要因は、利幅の厚い高級塗装ドアが売れまくっているためで、日本製の高級品が売れるという中国での王道パターンですね。

最近中国に対しては、景気減速が懸念されていますが、あくまでも高成長に対しての減速なので、国内に比べればまだまだ高い成長率が今後も期待できます。

決算短信を見ると「中国の不動産市場を巡っては、中国政府は住宅バブル対策として、規制に乗り出していますが、規制対象は北京市上海市などの大都市に限られており、また、対策も1世帯が2軒目を購入する場合の資格やローン利用の制限など限定的なものです。中国の総人口に占める都市居住者率は、先進国に比べるとまだまだ低く、中国の都市化は初期段階にあります。都市の受け入れ体制を整えるため、中国政府は低所得者向け住宅の整備を継続しており、今後も農村から都市への長期的な人口移動が続き不動産業の発展の余地は大きいと見込んでおります。」とあります。

中国国内での営業所も大幅に拡充しており、省都を中心とした主要都市25ヶ所(2012年12月末15ヶ所)に展開し、ほぼ全土を網羅している力の入れようです。

ここまで中国シフトしている中小型株も珍しいですよね。

 

◆コメント

チャートもやっと底打ちの兆しが見えてきましたし、決算も順調に消化したので新たに投資をするなら良い場面だと思います。ただ、裏目じじいの私が買うと売りに押される可能性はありますが、上がったら上がったで悔しいので取りあえず100株くらい買ってやろうと思います^^;

 

◆書籍紹介

本日よりkindle本月替わりセールの対象本も様変わりしました。

今月はこちらの本がノミネートされていたので、早速ポチッとしておきました。

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それではまた明日(^_^)/~

 


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