イベント投資にもチャレンジ
投資の幅を広げるという意味でイベント投資も意識的に行っているのですが、やはり株主優待制度を利用したイベント投資が私には相性が良いようです。
簡単に説明すると、株主優待の権利確定日から逆算して1~2ヶ月くらい前にその銘柄を仕込んでおき、権利確定日の前に利益を確定させるというものなんですが、一大イベントである3月の権利確定日が終了後、早速4・5月に権利確定日がある銘柄の動きが良くなっています。
まず4月銘柄では業績好調な「くらコーポレーション(2695)」と優待利回りが魅力の「テンポスバスターズ(2751)」を見てみましょう。
3/4に優待内容を変更(優待食事券の贈呈割合をこれまでよりも増加)して、株価が大きく反応しました。その後横ばいでしたが3月優待株の権利落ち後、株価は一段高となっています。出来高も増えてますよね。
こちらは第3四半期までの業績を確認すると、利益面で下方修正を覚悟しないといけないくらい厳しい進捗となっているのですが、何と言っても100株以上で8000円相当の自社子会社レストラン食事券(1000円×8枚)がゲットできるという太っ腹優待狙いの買いが、3月優待株の権利落ち後から明らかに増加しているのが上のチャートで確認できると思います。
4/4の終値が973円なので優待利回りは8.22%となります。そりゃ買いたくなりますよね。
次に気が早いですが5月優待銘柄から「小津産業(7487)」を見てみましょう。
如何でしょうか?
100株以上で2000円相当のティッシュペーパー・トイレットペーパー詰合せという優待内容なんですが、当社の優待は毎年人気があるので仕掛けやすい銘柄の一つだと思います。
今期の予想営業利益4.3億円ですが、時価総額は129億円あることを考えると、この優待がいかに人気があるのかが分かるかと思います。
以上3銘柄のチャートを見てみましたが、個人投資家の優待人気を逆手に取ったイベント投資も悪くないでしょ?
もちろん3月の権利落ち後、全体相場も堅調だったので、普段はここまで分かりやすく上昇するとは限らないですが、それでも投資戦略の一つとして試してみる価値はあると思いますよ。
ちなみに私は10%以上値上がりしたら利確を考えますが、あまりに大きく値上がり(20%以上)したときは、そのままありがたく優待をいただくようにしています^^;
それではまた明日(^_^)/~
◆書籍紹介
著者の西山茂さんの本はほぼ読んでいるのですが、こちらの本も相変わらず分かりやすく書かれており、ファイナンスとアカウンティングのつながりを学びたい方にはうってつけの本だと思います。