「タカキタ（6325）」って上方修正確実だよねぇ？

【6325】タカキタ（東証2部）

飼料系農機が主で風力発電用軸受けも。クボタ、井関農機、ヤンマー等と資本提携。収益上期集中

◆事業内容

事業内容はセグメントが2つあります。飼料用農機や除雪作業機を扱う「農機事業部」と近年クリーンエネルギーとして注目されている風力発電用の大型軸受の加工「軸受事業部」です。

すでに季節外れですが、除雪作業機を取り扱っていることから大雪関連銘柄として、大雪の際は材料株として注目されます。今年も関東が大雪だった2/14には株価がブレークしてます。

売上比率を見ると約90％が「農機事業部」、約10％が「軸受事業部」です。

◆株式データ（3/18終値）

株価　　　255円

単元株数　100株

PER　　　11.2

PBR　　　0.86

配当利回り　2.35％

時価総額　35.70億円

発行済株式数　14,000,000株

◆最新決算（平成26年3月期第3四半期決算）

以下は（昨年比/通期業績予想進捗率）で記載します。

売上高　　49.65億円（20.6％/87.1％）

営業利益　6.34億円（80.5％/126.8％）

経常利益　6.58億円（74.5％/124.2％）

四半期純利益　4.10億円（81.8％/128.1％）

◆目標株価　282円

事業価値　5億円×0.6/8％＝37.5億円

財産価値　11.73億円

（その他に土地を帳簿上5.94億円保有）

負債　　　9.75億円

株主価値　39.48億円

◆注目ポイント

注目ポイントは2つあります。「上方修正期待」「洋上風力発電」。

①上方修正期待

上記の最新決算をご覧いただくとお分かりだと思うのですが、利益面ではすでに今期の業績予想を上回っています。

元々第4四半期は一番収益が苦戦する四半期なのですが、それでも直近2年を調べると黒字をキープしており、営業利益は6.6億円以上はいくのではないかと思っています。

ただし、最新の四季報を見ると来期は減益予想（EPS28.6円）なので、投資家がどちらを材料として株価に反映させるのかは不明です。

②洋上風力発電

太陽光発電でご存知の方も多いと思いますが、再生可能エネルギーには固定価格買い取り制度があります。しかし、太陽光発電の買い取り価格を優遇してきたため、その他の太陽光発電に再生可能エネルギーが偏重する弊害が指摘されていました。

そこで政府が洋上風力発電に優遇価格を新設して投資を後押しすることが検討されていたのですが、最近それが正式決定されました。詳しくはこちらの記事をどうぞ。

当社は風力発電用の軸受の加工を行っているので、材料株として取り上げられる可能性もあると思います。低位株なので値動きに弾みがつけば、一気に大きなリターンも可能ですからね。

◆コメント

はっきり言って主力株にしようとかいうつもりは毛頭ありません。

現在の株価水準で少し買っておけば、どこかでそれなりのリターンが見込めそうかなと思うので取り上げました。

来期は減益の可能性は高そうですが、それでも前期よりは良さそうですし、バリエーション上も大きく売り込まれること（株価が半分になる）もなさそうなので、PFの片隅にひっそり忍ばせておいても良いかなと言う感じです。

◆書籍紹介

低位株の魅力は一度こちらの本で勉強してみて下さい。

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それではまた明日(^_^)/~

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