急落局面での対応
昨日今日とひどい相場でしたね^^;
いつも思うのですが、これくらいで追証が来るような方は信用取引は止めた方が良いと思います。今は上昇相場の調整局面なので何とかなりますが、本格的な下落相場が始まったら市場から退場せざるを得なくなると思います。
「上げ100日下げ3日」と言うように、下げ局面のスピードは本当に早いので、普段からのリスク管理とこまめな損切りの技術は、信用取引を行っている方はぜひ身につけておきましょうね。現物だけの方も私は損切りを推奨しますが、塩漬けを厭わない方は、まぁ好きにやって下さい^^;
ちなみに私が損切りをする大きな理由は3つあります。
1点目は、バフェットのようにそこまで徹底的に銘柄研究しているわけではなく(そんな能力もないし^^;)、間違いはあるものだという前提で投資をしているため。
2点目は、塩漬けするような資金があるなら、他に株価の上昇が期待できる銘柄へ乗り換えた方が資金効率が良いと思うため。
3点目は、私は含み損が大嫌いで、常に含み益だらけのPFにしておきたいため。
以上の3点が主な理由なのですが、特に3点目に関しては皆さん大きな含み損を抱えているのって嫌じゃないですか?
私は普通のサラリーマンなので、仕事中に株式投資のことで頭を悩ませたくありません。あまりに大きな含み損を抱えていると、それだけで非常に大きなストレスを感じてしまいます。そうならないためには、結局早めの損切りしかないんですよね。
繰り返しますがポイントは早めの損切りです。追証を受けてからの投げは私の考える損切りとは意味合いが違います。
これが現物取引だけだと少し違うのかもしれませんが、私は信用取引も積極的に利用するので、現状ではこのような対応がベストかなと感じています。
今回のような急落局面での私の基本的な対応の仕方ですが、まず相場環境が危険だなと感じた場合(チャートで判断することが多い)、信用建玉を余程のことがない限りすべて整理します。このとき現物株は放置です。というのも私の場合現物株は、最低でも20%以上含み益があり長期投資にも耐えうる優良株ばかりなので、余程業績に変調をきたさない限り売却のつもりはありません。
その後、相場がすぐに回復すれば指を加えて見守るしかありませんが、さらに下げてもすぐに買い出動はしません。目安としては逆張り資金を4分割して3回に分けて買い出動します。1回分は保険として温存しておきます。
3回に分けての買いですが、新安値銘柄の数・移動平均乖離率・騰落レシオなどいろいろ参考になる指標はあるのですが、私はチャートの節目や追証の投げ方で判断することが多いです。
今回の場合で具体的に説明してみます。日経平均の日足チャートをご覧ください。
ちなみに週足と月足チャートも必ず確認はしてくださいね(今回は割愛)。
私はまず最悪の状況を想定して、ここまでは調整する可能性をあるなという株価を決めておきます。今回の場合は12000円で考えています。
これを基準に考えると1回目の買い出動は14000円割れくらいで行おうと思います。これくらいなら追証の投げもそれほどきつくないでしょう。
2回目の買い出動は13000円前半で行います。このくらいになると、退場していく方も増え始めて追証の投げもかなり多いはずなので、セリングクライマックスを迎えることも多いです。それでなくても大体1度は反発します。
ここからさらにもう一段下げると恐怖しか感じなくなります。今まで耐えていた投資家も手放したくないけど手放しちゃったという局面が来ます。そこで3回目の買い出動は行ないます。恐らく12000円くらいまで下げるとそうなっているのではないでしょうか?
私も初心者の頃に何度も投げる側に身を置いていたので、この恐怖心はよく分かります。こういうのは本を読んでも学べるものではなく、実際に何度か体験しないと残念ながら身に染みないんですよね^^;
本当は空売りを併用できるともっと楽なのかもしれませんが、「言うは易し」でなかなか実践できないんですよね。この辺りが私の課題と言えば課題なのですが、サラリーマンを本職にしている限りなかなか機動的に対処できないという側面もあります。
今後は普段から「日経平均ベア上場投信(1580)」でリスクヘッジの勉強をしようと思います。
◆書籍紹介
本日発売となった、今話題の鎌倉雄介さんの新刊です。
私も保有銘柄では現在「日本商業開発(3252)」が鎌倉さんと被っており、ありがたい恩恵を受けております^^;
それではまた明日(^_^)/~