割安株投資研究所

2004年に株式投資をはじめました。現在の投資スタイルは割安株投資がメインです。好きな格言は「人の行く裏に道あり花の山」。

今週の決算情報(ピックルスコーポレーション)

【2925】ピックルスコーポレーション

平成26年2月期第3四半期決算

以下は(昨年比/通期業績予想進捗率)で記載します。

売上高  196.91億円(7.4%/77.2%)

営業利益 6.88億円(△15.8%/61.6%)

経常利益 7.87億円(△9.7%/66.3%)

四半期純利益 4.85億円(△5.6%/66.8%)

まさかの増収減益の決算となってしまいました(*_*;

第2四半期までの進捗率からすると今回の決算で上方修正を期待していたのですが、第3四半期だけの数字で見ると赤字という悲惨な結果になってしまいました。

会社側の説明によると、TVCMなどの広告宣伝を全国規模で実施したことによる経費増と、原料野菜の仕入れ価格が高騰したことにより利益面で苦戦したようです。

実際の数字で確認すると、販管費率が0.62%(19.04%→19.66%)、原価率が0.34%(76.50%→76.84%)それぞれ前期より悪化しています。第2四半期までの好調な数字を考えると、第3四半期単体ではもっと数字は悪化していると思います。

広告宣伝費に関しては、売上高の進捗率が良いことを考えると一定の効果があったものと思われるので、その戦略自体は良いと思います。

問題なのは仕入れ原価の方ですが、確かに第3四半期に当たる8・9・10月頃は野菜価格の高騰がTVでも話題になっていた頃で、その後価格が正常に戻ってきたことを考えると一過性のものと捉えて良いと思います。

ここで難しいのは今後の投資判断です。

恐らく今期の業績はこのまま増収減益ということになるでしょう。これが第1・2四半期決算後だと株式の売却も考えるのですが、第3四半期ということを考えると投資家の視線はすでに来期に向き始めるころなので、過度に今期の業績に反応する必要はないのではないかということです。

特に当社のように来期の業績が明るそうな場合はなおさら判断が難しいです。

週明けの株価は5~10%くらい下落するのではないかと思いますが、もしそれ以上下落するようなら買い増しも検討しようと思います。値上がり益が狙えそうなのでNISA口座で買おうかな?

ここで私がPF3位にしている理由を少しだけ紹介します。

・斜陽産業の優良企業である可能性がある

・前期に広島新工場を稼働して、今後しばらく大きな設備投資の予定がないこと

・広島新工場が来期よりフル稼働で、中国・四国・九州地方での販売強化で売上成長が期待できる

・まだ効果が出ていないが契約栽培農家を増やしており、今後仕入れ価格が安定してくる可能性がある

・会社側が将来的には売上高400億円(前期は240億円)を目指すと明言しており成長意欲が高い

以上が私が魅力に感じている理由の一端です。もちろん懸念事項もありますよ^^;

 

◆書籍紹介

今頃この本の紹介か!という感じですが、各方面で非常に評価の高い本だったので私もいつか読もうと思っていて、やっと最近読み終わりました。

元々私はホリエモン好意的な方でしたが、やはり間違いではなかったなと再認識しました。内容に関しては書評も多いので割愛しますが、本書を読んで感じたことを今後の自分の人生にどう生かしていくかで、この本の価値は変わってくるでしょうね。

 

それではまた明日(^_^)/~

 


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