「エストラスト(3280)」はキラ星銘柄か?
年末から仕事が忙しく、やっとひと段落できたので、昨日あたりから個人投資家のブログをチェックしておりました。
そんな中「鎌倉雄介の株道場」で「お年玉銘柄」という記事がありました。
鎌倉さんの推奨する銘柄とは結構かぶる割合が高いので、推奨銘柄はチェックするようにしているのですが、今回の記事でも一つ面白そうな銘柄を知ることができました。
それが東証マザーズ上場の「エストラスト(3280)」です。
山口・九州エリアで第2位のマンション販売業者で、今期の業績もすでに上方修正している業績好調な銘柄です。
この業界は増税前の駆け込み需要で今期の業績が好調なのは広く知られているところですが、実はこの企業来期のマンション契約進捗率がすでに7割を超えている、増税などどこ吹く風の絶好調企業です。
「平成26年第2四半期決算説明資料」を見ると、意欲的な中期経営計画も確認でき、成長性もありそうな銘柄です。九州地区のマンション販売は穴吹興産九州がシェアトップのようですが、年間販売戸数が600戸前後なので将来的にそのあたりの年間販売戸数は見込めそうです(会社側は年間500戸体制を構築すると明言)。それにプラスして現在力を入れ始めている戸建(年間100戸体制を目指す)とストック型ビジネスである不動産管理事業の3つのセグメントで事業を運営しようとしています。
九州地区は人口集積が予想される福岡を中心に、マーケットの縮小はしばらくなさそうなので、その中でシェア拡大を図っていけば成長余力はまだまだありそうな気がします。
大きく投資するにはもう少し詳しく調べてみたいことはありますが、第一印象としては悪くない印象を持ちました。次に割安度を確認してみようと思います
◆株式データ(1/6終値)
株価 858円
単元株数 100株
PER 7.97
PBR 2.85
配当利回り 0.70%
時価総額 43億円
発行済株式数 5,017,000株
◆目標株価 1322円
事業価値 10.1億円×0.6/6%=101億円
財産価値 31.68億円
負債 66.35億円
株主価値 66.33億円
◆コメント
現在の株価は約35%割安です。
しかし、将来的な成長期待は一切計算に入れていないので、それを加味するとキラ星銘柄と言っても良いのかもしれませんね。
ここで株価チャートを見ておきましょう。
さすがに本日は鎌倉さんが推奨しただけあって株価は爆上げですね^^;
この企業は2011年11月に上場したのですが、上場後の高値が昨年5月の1417円です。そこから全体相場と低調な業績発表が相まって株価は軟調な展開となっていました。
この業界の四半期決算は引き渡し時期により増減が激しいので注意が必要なのですが、あまり分かっていない投資家も多いので、この株価の動きを見ると今後似たような株価変動があればそこに投資チャンスがありそうですね。
話はそれましたが、直近の高値835円を本日抜いてきたので、次の株価目途は930円付近になります。まだその水準でも株価に割安感はあるので、火がつけば早いマザーズ銘柄ということを考えると1000円超えも割と早い段階で期待できるかもしれません。
いろいろ考えると打診買いくらいはしておいて、株価の動きが良ければ買い増しするのが良いかもしれませんね。もっと早く投資していればという気もしますが、そこは仕方ありません^^;
◆書籍紹介
本日はバフェット本の中では毛色の違う本を紹介します。少し古い本になりますが、バフェット賞賛の本が多い中、バークシャーの負の側面にも触れられている貴重な本です。結構分厚い本なのですが、読みだすと止まらなくなるおすすめの一冊です。
- 作者: ジェフ・マシューズ,Jeff Matthews,黒輪篤嗣
- 出版社/メーカー: エクスナレッジ
- 発売日: 2009/01/23
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 17回
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それではまた明日(^_^)/~