戸上電機製作所(6643)の目標株価
【6643】戸上電機製作所(東証2部)
高圧負荷開閉器主力の配電制御システム機器メーカー。電力向け約4割、中国にも生産現法。
◆株式データ(12/17終値)
株価 193円
単元株数 1000株
PER 8.79
PBR 0.79
配当利回り 3.11%
時価総額 49億円
発行済株式数 25,143,291株
◆最新決算(平成26年3月期第2四半期決算)
以下は(昨年比/通期業績予想進捗率)で記載します。
売上高 86.39億円(1.3%/48.5%)
営業利益 4.17億円(31.8%/55.6%)
経常利益 4.94億円(58.9%/61.8%)
四半期純利益 3.93億円(193.7%/65.5%)
売上高では公共投資と新エネルギー関連工事が好調でした。利益面では価格競争は激化しているものの、コストダウンの推進や生産性の向上などにより利益率が大きく改善し、増収増益の好決算でした。
◆目標株価 289円
事業価値 7.5億円×0.6/9%=50億円
財産価値 41.87億円
負債 19.16億円
株主価値 72.71億円
◆注目ポイント
先週末、上記の本に書かれているスクリーニング条件でヒットした銘柄の中から、面白そうな銘柄であったために今回取り上げました。
何が面白そうかというと、太陽光発電関連銘柄としての魅力です。こちらの記事「注目銘柄 戸上電機」によると、同社がJECA FAIR 2013製品コンクールで「会長賞」を受賞した発電出力の低下を防止する為の予防点検や、不具合原因調査を可能とした『太陽光発電システム故障診断装置 「PVドクターシリーズ」』は太陽光発電事業のメンテナンス市場で注目の存在らしいです。
また、オリンピック開催に向けたインフラ整備、施設建設でも「配電・制御機器」は必要不可欠であり、「重点区域と位置付ける19区で電線の地中化」など、『地中線用SQG開閉器』を手掛ける同社にとって、東京五輪開催は追い風になるというのです。
公共投資も一定の需要が今後続くだけに、業績が下振れる懸念が今後少なそうなのは、投資をする上で安心感があります。
◆投資判断 B
【割安度】B
現在の株価は約33%割安です。
【株主還元】B
配当政策の基本方針:業績に裏付けされた安定的かつ継続的な配当を実現すること
年間配当回数:2回
前期配当金実績:中間1円、期末2円(配当性向15.1%)
今期配当金予想:中間3円、期末3円
株主優待制度:なし
【コメント】
10月初旬までは120~130円台だったことを考えると、現在の200円前後の株価はある程度割安度の解消は進んだものと思います。
しかしながら、利益面で上方修正の可能性もあることや、現在の株価でも約3%の配当利回りがあることから、もう少し上値追いがあってもおかしくないと思います。
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それではまた明日(^_^)/~