今週の決算情報② - 割安株投資研究所

【7500】西川計測（平成26年6月期第1四半期決算）

元々今期は減収減益の業績予想だったのですが、第1四半期は営業赤字という苦しい立ち上がりとなりましたね。

事業要因から利益は第3四半期に集中するということはあるのですが、第1四半期から営業赤字というのはあまり見栄えの良いものではないですね^^;

とはいえ、直近10年の営業利益を考えると多くの年で6~10億円の間で着地しているので、業績に対してはあまり大きな心配はいらないでしょう。

この企業の場合は万年割安株をいつ払拭できるかというところに焦点はあると思っています。いわゆるカタリスト待ちですね。

【2128】ノバレーゼ（平成25年12月期第3四半期決算）

一見業績の進捗率は良く見えますが、第4四半期は季節要因で売上高の占める割合が大きいので、実際は通期業績を見てみないとどうなるか分からないというのが本当のところだと思います。しかし、順調なのは何よりですけどね。

詳しい内容に関してはこちらの「2013年第3四半期決算説明会資料」をご覧ください。

同時に増配と優待の内容変更を行っているのですが、優待の方はクオカードが選択できなくなり、非常に魅力のない優待内容となってしまったようですね。

このあたりの個人投資家の投げ売りが業績以上に心配かもしれません。まぁ実際に株価は売られてしまっているようですね。

ちなみに目標株価は事業価値120億円（14億円×0.6/7％）、財産価値14.32億円、負債32.93億円で株主価値101.39億円、目標株価946円といったところでしょうか。

【5484】東北特殊鋼（平成26年3月期第2四半期決算）

営業利益の進捗率が強気の業績予想に比べると物足りなく感じますね。

この企業の場合は不動産賃貸事業で年間約10億円の営業利益を安定的に確保できるので、一方の特殊鋼事業でどれだけ稼げるかにかかっているのですが、会社側の説明によると「輸出が北米向けを中心に堅調であるものの、エコカー補助金終了後の自動車販売・生産台数の減少などの影響により国内需要が盛り上がりに欠け、受注状況は厳しい状況となっております」とのことです。

好調な自動車部品企業もあるので、特殊鋼事業はコモディティで他社と差別化しにくい事業なのかもしれませんね。

【9055】アルプス物流（平成26年3月期第2四半期決算短信）

順調ですね。進捗率も悪くないので予定通りに来ているのではないでしょうか。

この企業の問題点もカタリストに乏しいことですね。業績は着実に成長しているのですが、株主還元にもあまり積極的ではないようですし、業績予想も正確なので上方修正も期待できないので、なかなか株価が上昇するきっかけがないですね。

【4839】WOWOW（平成26年3月期第2四半期決算短信）

年々高収益企業に変身している注目企業ですね。今回の決算を見ても減収増益ながら、利益面の進捗率は素晴らしいものがあります。今期も過去最高益を更新しそうですね。

事業の詳しい内容に関してはこちらの「平成26年3月期第2四半期会社説明会資料」をご覧ください。

ちなみに目標株価を計算すると事業価値486.67億円（73億円×0.6/0.09）、財産価値222.53億円、負債7.5億円で株主価値701.7億円、目標株価4865円です。

最初に取り上げてから株価は一段階上昇していますが、まだまだ上昇が見込める銘柄だと思います。良いところで拾っておきたい銘柄ですね。

【6809】TOA（平成26年3月期第2四半期決算短信）

春先は主力株として戦っていた銘柄ですが、第1四半期の残念な決算を受けて手放したTOAの決算を確認します。第1四半期ほどひどくはないですが、可もなく不可もなくといったところでしょうか。

売上高はほぼ計画通りと言った感じなのですが、円安で生産コスト上昇の影響で利益面は苦戦しているようですね。