割安株投資研究所

2004年に株式投資をはじめました。現在の投資スタイルは割安株投資がメインです。好きな格言は「人の行く裏に道あり花の山」。

泉州電業(9824)の目標株価

【9824】泉州電業(東証二部)

電線専門商社で、即納が強み。売上高は銅価に連動。オーナー経営。

 

◆事業概要

電線の専門総合商社で独立系では最大手です。国内の電線メーカーの半分と取引があるということで、まさにこの業界ではガリバーと言って良い存在なのでしょうね。

強みはジャストインタイムシステムで業界随一の流通システムにあります。国内外のメーカーと太いパイプで結ばれた、グローバルな商品調達 ネットワークと、調達した2万種以上の商品アイテムを延べ3万平方メートルにも及ぶ在庫スペースに商品を確保。多様化した製品の一つ一つが迅速かつ確実 に、必要とされている場所にジャスト・イン・タイムに届きます。

在庫に関しては、「0.8ヶ月以内」という厳しい社内規定を設けて銅相場の変動に対応できるようにしているそうです。

 

◆株式データ(10/30現在)

株価 1192円

単元株数 100株

PER 8.94

PBR 0.43

配当利回り 2.68%

時価総額 129億円

発行済株式総数 10,800,000株

 

◆注目ポイント

当社の業績を精査する際に欠かせないのが、それぞれ売上の約30%以上を占める「機器用・通信用電線」と「電力用ケーブル」の動向です。前者の方が好採算なために主要取引先である、自動車業界やエレクトロニクス業界の設備投資の動向が業績の良し悪し(利益面)を左右してきます。その点で考えると明るい兆しのある自動車業界が来期は牽引するのではないかという気がします。

また財務面にも見所があります。時価総額128億円に対して、財産価値が112億円でPBRを見ても0.42となっており、下値不安が少ない企業と言えそうです。

 

◆最新の決算(平成25年10月期第3四半期決算

以下は(昨年比/通期業績予想進捗率)で記載します。

売上高  517.21億円(6.2%/75.0%)

営業利益 13.93億円(△21.8%/64.5%)

経常利益 16.63億円(△14.2%/68.2%)

純利益  10.03億円(△7.3%/69.7%)

すでに10月も終わりかけているので、過去の決算はもう気にしなくて良いと思います。重要なのは来期の動向です。

 

◆目標株価 1954円

事業価値 103.2億円(17.2億円×0.6/10%)

財産価値 111.85億円

(その他に土地を帳簿上85.76億円保有)

負債   4.04億円

株主価値 211.01億円

 

◆投資判断 B

【割安度】B

現在の株価は約39%割安です。

事業価値をかなり低めに設定しているので、来期の業績予想を参考に次回変更しようと思います。ちなみに来期の四季報予想の営業利益22億円で計算すると目標株価は2220円という結果になります。

【成長性】C

業界のパイは限られている上にシェアも高いので大きく成長していくというイメージは持てませんが、需要がなくなることはないので株主還元目的に保有するのもありでしょう。

【株主還元】A

配当政策の基本方針:安定的な配当を継続すること

年間配当回数:2回

前期配当金実績:32円(配当性向24.1%)

今期配当金予想:32円

株主優待制度:あり(100株以上で1000円相当の自社オリジナル図書カード)

【コメント】

少し前から取り上げようと思っていたのですが、10月決算銘柄なので権利落ち後にしようと思い待っていました。

大きく投資することはないですが、100株くらいなら安心して長期で持てる銘柄だと思います。

 

お金は大事ですからね^^;(今月までは1周年謝恩セールでお買い得ですよ)

カイジ「命より重い!」お金の話

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それではまた明日(^_^)/~

 


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