投資に役立つ7つの習慣
私は投資初心者の頃に、この「ほんとうの株のしくみ」の再編集前の「なぜか日本人が知らなかった新しい株の本」を読んだのですが、非常に感銘を受けて今でもこの本に書かれている内容で心掛けていることがあります。
それが「投資に役立つ7つの習慣」という教えです。
①株価が「上がるか下がるか」を予測するのではなく「割安かどうか」に着目しよう
これが投資の基本です。これを実践するために私は目標株価を算出して、価格と価値の差を意識して投資するようにしています。
ただそれだけではダメで、それが修正されるストーリーがあることが大事だと著者は言っています。
このストーリーが力強いほど、短期間に株価が上がりやすくなります。
私の最近の成功例としては、増配と自己株消却の「ウェルネット(2428)」、MBOの「アイ・エム・アイ(7503)」、業績上方修正の「グラファイトデザイン(7847)」「システム・ロケーション(2480)」などがあります。
投資初心者でも一番狙いやすいのは、上方修正狙いではないでしょうか?
小型株では割安なうえに業績の進捗率が良く、上方修正しそうな銘柄が意外と見つかるので、日々の銘柄研究で探してみると良いと思います。
②意見ではなく、事実に基づいて判断しよう
事実を確認する道具は、財務諸表、過去10年の記事、インタビューなどの生情報です。
これらの事実をもとに、割安度(B/Sの健全性、事業の有望性)、経営力(株主重視度、資本政策の巧拙)、価格修正ストーリー(流動性、テーマ性など)を判断しましょう。
昨今流行りの株主優待投資は、これに照らして考えると経営力、価格修正ストーリーに着目した投資手法と言えるのかもしれませんね。
割安度にさえ気をつければ有効な投資手法と言えそうですよね。
③結果ではなく、その裏にある原因を見つめよう
大事なことは株価の「上がった、下がった」という結果ではなく、その理由であるということです。
投資力をつけるには、失敗から学ぶことが手っ取り早い方法です。
私も投資初心者の時代に元本の1/10まで資産を減らした経験があります。そんな状態から復活できたのも、投資を止めないで勉強し直したことが一番大きいです。
今思えば最初に成功して大金をつかんでから大きな失敗をすることに比べれば、幸運な経験をできたのかもしれません。しかし、将来大きな失敗をしないとは限らないので、これからも気を引き締めて投資を続けていきたいと思います。
④すべてを知る必要はない。価値の”本質”を見抜こう
「企業が価値を生み出す源泉は何か?」ということです。
今の私には理解できません。自分が勤めている会社でもはっきりと答えられないので、分かる訳ありませんよね^^;
⑤投資は手段であって、目的ではないと知ろう
「休むも相場」ということです。
割安な投資先が見つからないときは投資を控えればよいだけです。これができずに儲けたい気持ちが強くなるほど「感情の罠」にはまります。
私も今年この「感情の罠」にはまったので、偉そうなことは言えません^^;
今年は最近では本当に久々の大きな上昇相場となっているので、頭では分かっていたものの日々資産が大きくなっていった4・5月くらいに、利益確定をしておけば良かったもののイケイケで投資を続けてしまいました。
一時は今年の儲けの2/3を吐き出すまでの損失を被りました。やはり勝ち過ぎは怖いですね。
その教訓もあり、現在のPFはキャッシュポジションを多めにしてあります。
まさに「休むも相場」を実践している感じです。
⑥毎月最低収入の1割を証券口座に振り替えよう
名著「バビロンの大富豪」にも出てくる資産形成の習慣です。
バビロンの大富豪 「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのか
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私は毎月証券会社に振り替えるのは面倒なので、現在収入の10%を投資信託で積み立て投資、5%を会社の財形貯蓄で運用しています。
まさに教えを素直に実践している優秀な生徒であります^^;
⑦謙虚に学び続ける姿勢を持とう
自分が賢い、優秀だと過信したときから損失は生まれます。
学びに終わりはないので、勝っても負けても、常にそこから学ぶ謙虚な姿勢を忘れないようにしようということです。
私は、これを実践するためにブログをはじめました。
やはり自分の学んだことをアウトプットすると頭の中が整理されるというメリットは大きいと思います。
インプットだけでは頭でっかちの人間になってしまいます。インプットとアウトプットの両方を同じ比率で行うことが、学ぶということにおいては理想的な状態かなと感じています。
それではまた明日(^_^)/~