割安株投資研究所

2004年に株式投資をはじめました。現在の投資スタイルは割安株投資がメインです。好きな格言は「人の行く裏に道あり花の山」。

ダイユーエイト(2662)の目標株価

【2662】ダイユーエイト(東証一部)
福島地盤の中堅ホームセンター。
食品スーパー、ドラックストア、ペットショップなども展開しています。

■株式データ(10/10終値)
株価 644円
単元株数 100株
PER 6.55
PBR 1.01
配当利回り 3.11%
時価総額 50億円
発行済株式数 7,734,000株 

株価の推移
今年の高値は5/10につけた700円。
その後6/7に590円という安値をつけた後は一進一退で持ち合いを形成中。
200日移動平均線に上値を抑えられているので、これを抜けてくるとチャート上は良い感じになりそう(*v.v)。

■注目ポイント
震災で大きなダメージを負ったのだが、翌年は復興特需で過去最高益を記録。
その後もウォッチをしていたが、震災前の冴えない数字に戻るのかと思いきや良い決算を続けています。
復興需要は今後も安定的に発生しそうなので、下手な安売りをしないで済み、荒利益率が悪化しなそうな気がします。
また、今後積極的に新店を出店して売上が伸びていきそうななのも魅力です。
現に福島県内に物流の新拠点を稼働しています。ただし、もともと有利子負債が多い企業なので、増資のリスクがあるというのは頭の片隅には入れておきたいと思います。

最新の決算(平成26年2月期第2四半期決算)
以下は(昨年比/通期業績予想進捗率)で記載します。
売上高 204.19億円(4.3%増/48.6%)
営業利益 7.10億円(3.0%増/52.3%)
経常利益 7.08億円(4.8%増/54.5%)
四半期純利益 5.48億円(27.3%/7.20%)
四季報予想では「下振れ」という文言があったのですが、10/1に発表された上記の決算ではそれを覆すような好調な決算を発表しました。
ちょうど前年同期において、25店舗の店内証明をLED照明切り替えた影響で2.31億円の費用を計上しており、営業利益が伸びていなかったという特殊事情はあるのですが、それでも昨年比を超えてきたのは立派だと思います。

■目標株価 507円
事業価値 13.5憶円*0.6/6%=135億円
(その他に土地を帳簿上10.58億円保有)
財産価値 12億円
負債 107.78億円
株主価値 39.22億円

■投資判断 B
【割安度】D(現在の株価は約27%割高です)
【成長性】C
出店戦略において福島県を基点としたドミナントエリアの深耕とあわせ、山形県、栃木県、茨城県を重点出店エリアと位置付けて商勢圏の拡大を図ろうとしています。
中長期経営計画(2010~2014年度)では、積極的にスクラップアンドビルドを進めながら主力のホームセンター部門で70店舗及びペット専門店「アミーゴ」30店舗体制を目指し、強力なドミナントエリアづくりを推進すると共に、売上高500億円、経常利益20億円を目標にしているようです。
【株主還元】B
配当金は業績の進展状況、配当性向等を勘案した上で、増配、株式分割に取り組んで行く方針で年間2回配当を行っています。前期は1株当たり20円配当でした。
株主優待は100株以上で1000円相当の自社商品券orJCBギフトカードとなっています。
私は有利子負債が多い企業には基本的に投資しません。
その理由は、まず倒産というリスクがあるということ。もう一つが、私の目標株価の計算方法だとそもそも有利子負債が多い企業は割安株として評価されにくいことがあげられます。
それにより、倒産リスクを回避できるというメリットはあるのですが、負債が多くても良い企業に投資しにくくなるというデメリットも同時に抱え込んでしまいます。
別に負債が多い企業は良くない企業だというつもりは毛頭ありません。
実際のところこの株の適正株価は900円くらいに考えています。
なぜそのような考え方になるのかというのは、こちらのサイト「養命酒酒造」という記事をご覧ください。
ご理解いただけると思います。

それではまた明日(^_^)/~


株式長期投資 ブログランキングへ


にほんブログ村