割安株投資研究所

2004年に株式投資をはじめました。現在の投資スタイルは割安株投資がメインです。好きな格言は「人の行く裏に道あり花の山」。

大林道路(1896)の目標株価

【1896】大林道路(東証一部)
大林組傘下の道路大手。舗装以外に土木工事も3割手掛ける。
舗装工事はやはり官公庁向けが主力で前期の実績を見ると約57%となっている。
これが土木工事になると正反対となり約90%は民間からの受注となっている。
当社は、道路工事で培った高精度・高品質な舗装技術をベースとした技術開発にも力を入れており、舗装、下水道、土木、スポーツ施設などの分野で独自の工法やシステムを採用している。たとえば、安全に配慮した排水性舗装やヒートアイランド対策の遮熱性舗装、またエコ発電や廃棄物リサイクルなどである。

■株式データ(10/7終値)
株価 505円
単元株数 1000株
PER 14.24
PBR 0.87
配当利回り 1.58%
時価総額 236億円
発行済株式数 46,818,807株 

株価の推移
今期は8/5に早くも業績の上方修正を行った。
その後直近では東京五輪招致決定で株価は反応して9/10に600円という高値がある。
その後は調整局面が続いているが、どこかで反発するのではないでしょうか?
目安としては半値押しの506円、2/3押しの475円あたりですかね?
しかし、現在の相場環境を考えると400円台前半があってもおかしくはないと思います( ̄□ ̄;)!!!

■注目ポイント
8月に早くも今期の業績(第2四半期)の上方修正を行っているように、業績好調なのは心強い。通期の業績予想は期首予想を据え置いているので、再度の上方修正の期待が大きい。
また、今後東京五輪関連銘柄として定期的に物色される可能性も高い。
国土強靭化計画という追い風もあることから、今後数年間は業績が堅調に推移していく可能性は高いと思う。

最新の決算(平成26年3月期第1四半期決算)
以下は(昨年比/通期業績予想進捗率)で記載します。
売上高 214.07億円(26.6%増/22.5%)
営業利益 3.19億円(-%/10.4%)
経常利益 3.22億円(-%/10.5%)
四半期純利益 1.65億円(-%/9.4%)
この業界で第1四半期から黒字とは、まさに絶好調という感じですね。期中の工事受注高が増加したというのも、足元の事業環境が良好なのでしょうね。

■目標株価 613円
事業価値 30.7憶円*0.6/10%=184.2億円
(その他に土地を帳簿上125.81億円保有)
財産価値 122.59億円
負債 20億円
株主価値 286.79億円

■投資判断 C
【割安度】C(現在の株価は約18%割安です)
【成長性】C
過去10年の売上高を見るとほぼ横ばい。ただし、事業環境が過去より良化しているので今後は多少の成長は期待できるのかもしれない。
採算の良い案件だけ受注できるようになれば、利益率の改善も進み株価にとってはプラスになる。
【株主還元】C
配当金は長期にわたり安定した配当を維持することを第一とし、業績に応じた配当を行うことを基本方針としており、前期は普通配当4円に特別配当4円を加えた8円配当でした。
株主優待は実施していない。

現在の割安度はあまり高くないのだが、今後に期待できるポイントがいくつかあるので本日は取り上げてみた。
一つ目は、通期業績の上方修正の可能性があること。もし営業利益40億円まで到達すれば、目標株価は800円くらいに考えても良さそう。
二つ目は、材料株として年に何度か盛り上がりが期待できること。
三つ目は、本日の株価下落でチャートが悪く、近いうちに安値で仕込めそうなこと。
以上の理由から本日はこの銘柄を取り上げてみました。

それではまた明日(^_^)/~


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