割安株投資研究所

2004年に株式投資をはじめました。現在の投資スタイルは割安株投資がメインです。好きな格言は「人の行く裏に道あり花の山」。

太洋基礎工業(1758)の目標株価

【1758】太洋基礎工業(東証JQスタンダード)
特殊土木工事(官公需)と積水ハウスの住宅地盤改良工事の2本柱。
上下水道、電気・ガス管路、河川、道路などの一般土木工事の他、特殊な機械を使った地中連続壁工事や戸建住宅用地盤改良工事、建物矯正工事などの特殊な工事を得意としています。
独自に開発した工法も含めて多彩な工法を展開していることも特徴と言えます。

■株式データ(10/5終値)
株価 703円
単元株数 1000株
PER 7.11
PBR 0.60
配当利回り 1.78%
時価総額 29億円
発行済株式数 4,098,000株 

株価の推移
9/12に業績の上方修正を行った後に、連続ストップ高があり895円まで株価は上昇しました。その後は調整局面が続いているがどこかで反発するのではないでしょうか?
目安としては半値押しの710円、2/3押しの648円あたりですかね?

■注目ポイント
防災・環境という時流に合ったキーワードに関係する事業を行っていることです。
また、約20件の特許技術を保有していることからも分かるように、非常にニッチな技術を多数保有しており、これが業績に安定感を与えることになる。
国土強靭化計画という追い風もあることから、今後数年間は業績が堅調に推移していく可能性は高いと思う。
ただし、売上高の半分は住宅地盤改良工事が占めているように、来期の消費税増税後の反動は気に留めておきたいと思う。

最新の決算(平成26年1月期第2四半期決算)
以下は(昨年比/通期業績予想進捗率)で記載します。
売上高 48.67億円(19.6%増/48.9%)
営業利益 4.14億円(377.0%増/54.1%)
経常利益 4.37億円(310.4%増/54.0%)
四半期純利益 2.59億円(387.2%増/64.0%)
昨年比を見ると素晴らしい伸び率ですね。上方修正するだけのことはあります。

■目標株価 1998円
事業価値 7.65憶円*0.6/10%=45.9億円
財産価値 37.02億円
負債 1.03億円
株主価値 81.89億円

■投資判断 A
【割安度】A(現在の株価は約65%割安です)
【成長性】C
過去10年の売上高を見るとほぼ横ばい。ただし、今年の利益率の高さは過去の実績を考えると驚異的。
これが一過性のものなのか、利益構造が変化しているのかの見極めが重要。
もし、持続可能なものなら利益成長力は期待できそう。
【株主還元】C
配当金は継続的な安定配当を基本方針としており、ここ数年は12.5円配当が続いている。
今年の好業績で果たして増配してくるのかは注目したい。
株主優待は実施していない。

割安度は高いのだが、注目度が低い分株価はなかなか株主価値を反映しないことが予想される。今期の業績好調もある程度織り込まれていると思うが、事業価値と財産価値のどちらで考えても割安なのには違いないので、どこかの局面で再び株価は反応する可能性は高いと思う。

それではまた明日(^_^)/~


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