割安株投資研究所

2004年に株式投資をはじめました。現在の投資スタイルは割安株投資がメインです。好きな格言は「人の行く裏に道あり花の山」。

大村紙業(3953)の目標株価

今日は仕事が多忙のため、帰宅が遅くなってしまいました。
時間がないので、本日は割安だけど投資するのに躊躇する会社をさらっと紹介したいと思います。

その会社とは、段ボールケースが主体で、多品種・小ロット・短納期が身上の「大村紙業(3953)」です。

まずは、過去10年の業績推移と月足チャートを確認しておきます。



業績は非常に安定感があります。
リーマンショックの時もしっかりと利益を出せているので、安定した需要が毎期あるということなのでしょう。
チャートを見ると500円~650円くらいのボックス相場が数年間続いています。
良く言えば安定感抜群の会社。悪く言えば面白みのない会社といったところでしょうか?

これだけ毎年一定の利益を上げているので、もちろん財務状況も良く、当然のように無借金企業です。

大株主を見ると大村一族でほぼ占められており、それなりの給料をもらって、毎期安定した配当をもらえば、別に事業が大きく成長しなくても一族にとってはハッピーなんじゃないかな?なんて思ってしまいます。

第1四半期の結果を見ると、今期の出足はあまり良くないようですが、何だかんだで通期の営業利益は4億円は確保するんでしょうね。

一応目標株価を弾いておきたいと思います。
まず事業価値は、ここ数年の営業利益は4億円台なので、保守的に4億円として割引率を10%で計算すると24億円になります。
財産価値は28億円、負債はゼロです。
したがって株主価値は52億円になります。株価に直すと1065円です。
9/17の終値が528円(時価総額25.79億円、PER10.36倍、PBR0.59倍、配当利回り1.89%)なので、現在の株価は約50%割安であるという結論です。

やはり割安だという結論が出ましたね。
しかし、割安だからそれで良しというわけではないのが株式投資の難しいところで、当社の場合はカタリストがないので、今後もよほどのことがなければ株価の大きな上昇は見込めないでしょう。
しかし、大きく株価が売り込まれる不安も少ないのは事実で、うまくトレードできれば小銭稼ぎができそうな銘柄ではあると思います。
まぁ、実際にはそんなにうまくいかないんですけどね^^;

それではまた明日(^_^)/~



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