割安株投資研究所

2004年に株式投資をはじめました。現在の投資スタイルは割安株投資がメインです。好きな格言は「人の行く裏に道あり花の山」。

TOA(6809)の2014年3月期第1四半期決算

本日は「TOA(6809)」の2014年3月期第1四半期決算を確認しておきたいと思います。

まずは本日発表になった「平成26年3月期第1四半期決算短信」で数字を確認しておきましょう。
以下は(昨年比/第2四半期目標進捗率)で記載します。

売上高75.42億円(2.4%増/41.9%)
営業利益2.01億円(48.7%減/16.8%)
経常利益3.03億円(23.8%減/24.2%)
四半期純利益0.54億円(70.2%減/10.8%)

以上のように第1四半期を終えての決算としては増収減益となってしまいました。
元々第2四半期までは増収減益予想で、通期に向けて増収増益を確保していくという業績予想なのですが、さすがに利益面での進捗率は悪すぎますね( ̄□ ̄;)!!
元々第1四半期は一番売上も低い四半期なので、まだ十分取り返しはつくと思うのですが、投資家としては自信を持って保有継続しにくい決算ですね。
もし、私がこの銘柄を保有していたら保有枚数を調整したくなってしまいます(^▽^;)

売上高だけを見ると昨年比をクリアしているので、大きな問題は利益面になります。
会社側の説明によると、生産コストの上昇や販管費の増加が理由のようです。
具体的に数字で確認すると、原価率は51.8%→52.9%、販管費率は42.9%→44.5%に悪化しています。
セグメント別にみると、海外は地域ごとに多少の差はありますが、一括りで見ると好調です。
問題は国内にあるようなので、今後に向けてはこのセグメントが回復していくかどうかがポイントになってくるのではないでしょうか?

次に前回銘柄研究を行った時の「TOA(6809)の目標株価」を確認しておきましょう。
前回の目標株価は、事業価値の割引率を9%で計算して1254円でした。

今回はまだ第1四半期で、この会社の場合一番業績に与える影響が低い四半期なので、目標株価の修正は第2四半期の決算を確認してから改めて行いたいと思います。
7/30の終値が776円(時価総額268億円、PER10.89倍、PBR0.84倍、配当利回り2.58%)なので、現在の株価は一応約38%割安であるという結論です。
しかし、今回の決算の結果から目標株価の下方修正は必要かもな?ということは頭に入れておきたいですね。

それではまた明日(^_^)/~


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