割安株投資研究所

2004年に株式投資をはじめました。現在の投資スタイルは割安株投資がメインです。好きな格言は「人の行く裏に道あり花の山」。

北恵(9872)の目標株価

本日は、関西圏地盤の住宅資材卸の「北恵(9872)」の目標株価を考えたいと思います。

この会社は住宅資材卸ということですが、実際は住まい創りの総合プロデュースという感じで、内外装資材から各種設備機器、合板、構造材、銘木まで幅広く商品を取り揃え、また、国内はもとより海外まで独自のネットワークを広げています。


上の図をご覧いただくと、売上では住宅設備機器と木質建材の比率が大きいですが、幅広く商品を手掛けているのが分かると思います。

これだけ幅広く商品を手掛けているということは、業界の動向がそのまま業績に反映すると考えて良いと思います。
「2013年11月期第2四半期決算説明会資料」をご覧いただくと、今期の業績と業界の現状と今後が分かると思うので参考にして見て下さい。
少なくとも今期に限ってはこの業界は良いのですが、来期は消費税の増税がどう影響してくるのかがポイントになってくるのでしょう。
したがって、来期のことが意識され始める時期になってくると、今期の業績は良くても株価の上値は重くなってくるかもしれませんね。


それでは目標株価を考えていきたいと思います。
まず事業価値は、今期の予想営業利益7.3憶円に割引率を10%で計算すると43.8億円になります。
ちなみに第2四半期までの営業利益の進捗率を考えると、通期の営業利益は8億円を超えてきそうなのですが、今のところは保守的に考えて会社の期首の予想数字をそのまま適用します。
次に財産価値は62.28億円、負債はゼロです。
したがって株主価値は106.08億円になります。株価に直すと1060円です。
7/24の終値が400円(時価総額40.05億円、PER10.09倍、PBR0.40倍、配当利回り2.50%)なので、現在の株価は62%割安であるという結論です。


キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!素晴らしい結果ですね。



過去の業績を見ても、業界に逆風の吹いたリーマンショック後の業績推移は非常に順調ですね。
2009年11月期の営業利益から比べると、今期の予想営業利益は6倍以上になっているにもかかわらず、株価の方はまだ2倍くらいにしかなっていません。
そう考えると今後株価に見直し買いが入る可能性はありそうな気がしませんか?


それではまた明日(^_^)/~



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