割安株投資研究所

2004年に株式投資をはじめました。現在の投資スタイルは割安株投資がメインです。好きな格言は「人の行く裏に道あり花の山」。

愛知時計電機(7723)の目標株価

本日は、ガス・水道メーターの大手で大株主第2位に「みのもんた」がいる「愛知時計電機(7723)」の目標株価を考えたいと思います。

まずは事業内容を確認しましょう。
と言いたいところなのですが、私には具体的に何をやっているのかあまりイメージが湧いてきませんでした。
特許の数などを見ると、技術力がある会社だということは理解できるのですが、競合との違いやこの企業の強みなど企業研究のコアとある部分までは分かりませんでした。
したがって、この時点で主力銘柄にすることはないのですが、割安株の可能性はあるのでこのまま進みます(^_^;)


過去10年の業績を確認すると、2008年3月期をボトムにV字回復しています。
特にここ2年間はほぼ横ばいだった売上が右肩上がりになってきており、成長軌道に乗ってきているようにも見えます。
セグメント別ではガス関連機器、水道関連機器、民需センサー・システム、計装の4つに分かれており、売上別にみると、ガス関連機器40%と水道関連機器45%の割合が大きくこの2つの事業が会社の屋台骨を支えています。
その他、詳しいことに関しては「90期決算説明会資料」をお読みください。
中期経営計画を含めてとても分かりやすくまとめられています。

それでは目標株価を考えていきたいと思います。
まず事業価値は、今期の予想営業利益27億円に割引率を8%で計算すると202.5億円になります。
財産価値は123.4億円、負債は89.77億円です。
したがって株主価値は236.13億円です。株価に直すと459円になります。
7/19の終値が290円(時価総額149.06億円、PER7.96倍、PBR0.76倍、配当利回り3.1%)なので、現在の株価は約37%割安であるという結論です。


微妙な結果ですね。チャートを見ると4月につけた250円割れの局面があれば投資したいと思うかもしれませんね。
今期は記念配当があり10円配当の予定なので、250円で投資できれば配当利回り4%となるのも、割安度と合わせて魅力的だと思います。

それではまた明日(^_^)/~


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