割安株投資研究所

2004年に株式投資をはじめました。現在の投資スタイルは割安株投資がメインです。好きな格言は「人の行く裏に道あり花の山」。

フェリシモ(3396)の平成26年2月期第1四半期決算

本日は、つい先日ブログで取り上げた「フェリシモ(3396)」平成26年2月期第1四半期決算を確認しておきたいと思います。

まずは数字を確認しておきましょう(前年比/第2四半期業績予想進捗率)
売上高103.19億円(1.6%減/50.8%)
営業利益0.58億円(59.9%減/386.7%)
経常利益2.35億円(19.7%増/111.9%)
四半期純利益1.12億円(7.3%増/112%)
と、増収増益(営業減益)という決算でした。

一見悪そうな決算に見えるのですが、会社計画からするとかなり高い進捗率となっており、案の定決算発表と同時に「業績予想の修正に関するお知らせ」というニュースが発表されています。


修正の理由は、利益面で配送関連費用が低く収まる見通しであること(述べ顧客数が減少したため)と、為替のヘッジがうまくいき為替差益が計上されたことによるものだそうで、う~ん?という感じです。
円安の進行で原価率は上昇しており、今後の業績に対してはまだ不透明感は残りそうです。

もともと事業価値にはあまり魅力のない会社なので、事業への過度な期待は禁物なのかもしれませんが、為替ディーラーにでもなった方が良いのではないか?という突っ込みを入れたくなるような決算でしたね。

通期の業績予想はまだ変更していないので、事業価値については前回と据え置きの24億円。財産価値は多少の変動があって178.17億円、負債はゼロなので、株主価値は202.17億円ということになります。
株価に直すと2013円で、前回(2114円)より少し財産価値が減少した分、目標株価を下方修正しておきます。

財産価値の魅力を考えても、現在の株価(1129円)だとまだ投資するのは躊躇する水準だと個人的には思います。

それではまた明日(^_^)/~


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