フェリシモ（3396）の目標株価

本日は、通販で衣料品、住宅用品、美容関連などの生活関連品を扱う「フェリシモ（3396）」の目標株価を考えたいと思います。

事業内容は先述の通りなのですが、定期的継続的な購入スタイルを事業コンセプトとしています。また、単に販売商品を案内するだけではなく、毎月1回送付されるカタログでは、情報価値を顧客に提供しているようです。要するにリピーターを大事にしますよってことですかね。

業績の推移を確認しておきましょう。

過去10年の業績を見ると、ここ5年間くらい業績が伸び悩んでいるのが分かりますね。
考えられる原因は、通販業界の競争激化が大きいのではないでしょうか？
今期の大きな営業減益の要因は、顧客数の減少による売上減と円安による原価率の上昇のダブルパンチだそうです。
したがって、事業内容と事業環境から今後（特に今期）成長性を求めるのは厳しいものがあるので、資産面で割安かどうかをチェックしましょう。
財産価値は188.59億円、負債は0.28億円と素晴らしい財務状況ですね。

7/3の終値が1115円（時価総額111.99億円、PER26.77倍、PBR0.41倍、配当利回り1.35％）なので、これだけで割安ということが分かります。
株式市場では事業価値がまったく評価されていないということですね(^_^;)
成長力はないとはいえ、ここ10年赤字になったことはないですからね。

それでは目標株価を考えていきたいと思います。
事業価値は今期予想営業利益4億円に、割引率を10％で計算すると24億円です。
前述の財産価値と負債を考慮すると、株主価値は212.31億円ということになります。
株価に直すと2114円です。
したがって、現在の株価は約47％割安であるという結論です。
PERが0.41倍ということで、株価がここから半値になるようなことは考えにくいし、業績が多少悪化しても株価に与える影響は限定的という気もするので、割と前向きに投資しても良いかもしれませんね。
ここは2月決算銘柄なので、近いうちに第1四半期の決算が発表されます。
そこで今期の進捗を確認してから投資しても遅くないかな？という気もします。
8月末には株主優待の権利ももらえるので、良いタイミングで拾えると良いですね。

それではまた明日(^_^)/~


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