割安株投資研究所

2004年に株式投資をはじめました。現在の投資スタイルは割安株投資がメインです。好きな格言は「人の行く裏に道あり花の山」。

岡山製紙(3892)の目標株価

本日は中・四国地盤の板紙中堅の「岡山製紙(3892)」の目標株価を考えたいと思います。

また、地味な銘柄を選択してしまい申し訳ありません。あまり人気のある銘柄は好きではないのでご容赦くださいませ(^_^;)

まず先に申しあげておきますと、この企業に成長性など求めてはいけません。では何が魅力的なのかというと、業績の安定感と良好な財務状況です。
業績はここ10年間売上高が900億円前後、営業利益が6~12億円くらいで安定しています。リーマンショックの時にも赤字にはならず我が道を進んでいる感じですね。その地域においてはほぼ独占事業といった感じなのでしょうね。
その割には今期の予想営業利益は4.5億円ということでここ10年間では最低というのはさびしい限りですね。理由としては、燃料価格の上昇が相当響いている感じなので、そのあたりの問題が解決しないと業績の劇的な向上はしばらく見込めないでしょうね。
この数字で事業価値を計算すると、割引率10%の場合27億円になります。
また、これだけ業績に安定感があれば、そりゃ財務状況も必然的に良くなりますよねってことで、直近の「平成25年5月期第3四半期決算短信を確認すると、財産価値は38.29億円、負債はゼロになっています。
したがって株主価値は65.29億円です。株価に直すと933円です。
5/21の終値が416円時価総額29.12億円)なので、現在の株価は55%割安であるという結論です。

そもそも時価総額よりも現金の方が多いので、過去10年間赤字になったことがない事業がただ同然で株式市場で売りに出されているということですね。
今の相場状況にマッチはしないかもしれませんが、長い目で見ればいつか注目される日が来るかな?って感じで気長に保有しておくと良いかもしれませんね。

それではまた明日(^_^)/~


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