割安株投資研究所

2004年に株式投資をはじめました。現在の投資スタイルは割安株投資がメインです。好きな格言は「人の行く裏に道あり花の山」。

ケンコーマヨネーズ(2915)の2013年3月期決算速報

本日は、「ケンコーマヨネーズ(2915)」の2013年3月期の本決算を確認しておきたいと思います。

まずは前回銘柄研究したときの記事「ケンコーマヨネーズ(2915)の目標株価」を見ておきましょう。
前回の目標株価は2015年3月期を最終年度とする中期経営計画を参考に算出しており、割引率8%とした場合1914円(株主価値272億円)でした。
内訳は事業価値262億円(営業利益35億円/8%)、財産価値45億円、負債35億円でした。
今回は今期の業績予想をベースに目標株価は弾いてみたいと思います。

それでは本日発表になった「平成25年3月期決算短信」を確認しておきます。
売上高545.33億円(5.1%増)、営業利益27.78億円(29.6%増)、当期純利益14.09億円(36.8%増)と増収増益となりました。
営業キャッシュフローは28.22億円、投資キャッシュフローは-20.03憶円としっかりキャッシュも稼いでいます。
代表的な指標を確認すると、1株当たり当期純利益99.16円、1株当たり純資産1041.54円、ROE自己資本当期純利益率)10.0%、ROA(総資産経常利益率)8.0%、営業利益率5.1%、配当性向27.6%です。
来期の業績予想は、売上高555億円(1.8%増)、営業利益27.2億円(2.1%減)、当期純利益14.2億円(0.8%増)、1株当たり当期純利益99.92円と今期も増収増益(営業減益)の予想です。

中身を見ていくと、前期の業績予想が売上高534億円(計画比2.1%増)、営業利益26.5億円(計画比4.8%増)でしたので、業績予想より好調な数字で着地したことになります。
詳しくは5/21(火)の「2013年3月期決算説明会」の資料を確認したいと思いますが、今の段階の資料で事業の概況について簡単にまとめると、積極的なメニュー提案が売上高の増加へ大きく寄与したとのことです。それに伴い工場の稼働率アップにつながり利益増への大きな要因となったようです。
次期の見通しとしては、小型さらだ市場への本格参入、サラダカフェ事業の出店強化、インドネシア工場の本格稼働などがあり、ほぼ横ばいから微増くらいの業績を見込んでいます。

それでは今期の業績予想から目標株価を考えたいと思います。
まず事業価値は予想営業利益27.2億円に、割引率を8%で計算すると204億円になります。財産価値は75.98億円、負債は41.78億円です。したがって株主価値は238.2億円になります。
株価に直すと1676円時価総額131.17億円)になります。
5/9の終値が923円なので、現在の株価は45%割安であるという結論です。

今期の業績予想は一見冴えないように思えますが、まだまだ割安度は高いので明日は株価は横ばいでしょうか?もし売り込まれることがあれば投資しても良いかもしれませんね。

それではまた明日(^^)/~~~


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