割安株投資研究所

2004年に株式投資をはじめました。現在の投資スタイルは割安株投資がメインです。好きな格言は「人の行く裏に道あり花の山」。

村上開明堂(7292)の目標株価

本日は自動車用バックミラー最大手の「村上開明堂(7292)」の目標株価を考えたいと思います。

事業内容は大きく2つの事業に分かれています。
一つ目はミラーシステム事業部です。自動車用バックミラーの開発・設計・製造・販売を一貫して自社で行なっており、。世界の市場へアプローチする為、海外拠点を展開し独自の開発力を発揮して大きな市場シェアを持っています。
二つ目はオプトロニクス事業部です。薄膜技術を応用し、ファインガラス、電子部品、多層膜フィルタの開発・製造・販売を行なっています。高精度、高品質の薄膜技術を家電やOA機器をはじめ幅広い分野に向けて提案しています。
詳しいことを知りたい方は、「第70期第2四半期報告書」「リクナビ新卒採用サイト」を見ると、事業のことは大体理解できると思います。
過去の業績を振り返ると、売上はここ数年550億円前後で安定しています。営業利益に関しては、40~55億円くらいのポテンシャルはありそうです。
セグメント別にみると、主に日本・アジア・北米の3地域に分かれるのですが、外国の売上比率はまだ日本の半分くらいしかないので、今後の成長は海外事業次第ですが期待はできそうです。

ここで、今期の業績を確認しておきましょう。
「平成25年3月期第3四半期決算短信」を確認すると、売上高439.13億円(13.8%増)、営業利益32.67億円(6.8%増)と非常に順調な進捗状況となっています。今期は営業減益の会社計画であったことを考えると、上方修正確実な状況となっています。
今のままの進捗率で本決算を迎えると、営業利益は46.5億円くらいの着地になりそうです。

それでは、目標株価を考えていきたいと思います。
まず事業価値を考える際に用いる営業利益に関しては、保守的に考えて45億円としたいと思います。割引率を9%で計算すると、事業価値は300億円になります。
直近の決算のBSから財産価値は161.5億円、負債は32億円です。
したがって株主価値はざっくりと429.5億円になります。株価に直すと3279円になります。

3/21の終値が1362円なので58.5%割安であるという結論になります。
この上昇相場で素晴らしい割安度の銘柄に出会えましたキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!

それではまた明日(^_^)/~


株式長期投資 ブログランキングへ


にほんブログ村