割安株投資研究所

2004年に株式投資をはじめました。現在の投資スタイルは割安株投資がメインです。好きな格言は「人の行く裏に道あり花の山」。

今更ながら東祥(8920)の第3四半期決算の詳細を確認

本日は1/31に第3四半期の決算を発表した「東祥(8920)」の業績を今更ながら備忘録として記録しておきたいと思います。

ポートフォリオ第1位銘柄なのでもちろん決算発表の日にすでに確認は済ませていたのですが、日々数多くの銘柄をチェックしていたり、ブログで記事にしたい銘柄もあったりでブログに詳細を載せ忘れていました。
ところが昨日ブックオフで「日経トップリーダー2012年10月号」を立ち読みしていたら、「東祥(8920)」の記事がありました。「高収益モデルは数字から作る 磨き抜いたキャッシュ創造の仕組み」という内容での社長インタビューで非常に参考になりました。社長が数字に強いと頼もしく感じます。雑誌に取り上げられるなんてあまりないので見つけたときはびっくりしました。
この「日経トップリーダー」はたまに見るのですが、今をときめく企業の社長インタビューが載っていることも多いので良く参考にする雑誌です。今回の10月号には「JPホールディングス(2749)」の社長インタビューも載っており個人的には内容の濃い号でした。

そろそろ本題に戻ります。
まずは第3四半期までの業績を確認します。「第3四半期機関投資家向けプレゼンテーション資料」に詳しい内容は記載されているので、興味のある方は確認すると参考になると思います。
売上と営業利益はともに好調に推移しており、ほぼ上方修正が確実な状況です。
営業利益に関して言えば、従来の会社計画は29億円(前期比114.9%)ですが、おそらく31億円(前期比124%)くらいでの着地が期待できます。
来期に向けてもスポーツクラブ事業で7店舗、ホテル事業で2店舗の新規出店を予定しており、既存店が現在の好調な状態が続けば、順調に業績が拡大していくでしょう。
上場しているその他のスポーツクラブ各社を見ても、業績が好調な企業が多いので、やはりこの事業は時代の流れに乗っているんですね。
もともと高効率の事業展開をしてきた同社なので、市場環境そのものが好調ならば他社以上にさらに成長率に拍車がかかりそうです。

さて、最後に今期の上方修正期待の数字で、一応目標株価も計算しておきます。
事業価値は割引率は現状のPERから6%で計算すると310億円になります。
財産価値は32億円、負債は147億円です。
したがって株主価値は195億円になります。株価に直すと1108円です。

やはり冷静に計算するとフェアバリューということになります。むしろ今後の成長もある程度織り込まれている株価だと言えると思います。
したがって、今後は株価が上昇していく局面では、少しずつ持ち株を放出していかないといけないと思います。
ビジネスモデル的に安心感があるのであまり手放したくない思いも強いのですが、一つの銘柄にほれ込むとロクなことがないので注意したいと思います。

それではまた明日(^_^)/~


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