割安株投資研究所

2004年に株式投資をはじめました。現在の投資スタイルは割安株投資がメインです。好きな格言は「人の行く裏に道あり花の山」。

コインパーキング業界の割安注目株

コインパーキング業界各社の業績が堅調なようです。

この業界で上場している企業は5社あります。
圧倒的に売上が高いのが「パーク24(4666)」で売上高1550億円(駐車場事業は1217億円)で営業利益が205億円。残りの上場4社は売上高100億円以下なので、いかに「パーク24(4666)」が一人勝ちしているのかが分かります。

この業界は、コインパーキングだけには飽き足らずどの企業も副業をしています。例えば、「パーク24(4666)」はカーシェアリング事業、「日本駐車場開発(2353)」はスキー場事業、「トラストパーク(3235)」はマンション事業、「パラカ(4809)」は今期より太陽光発電事業へ参入するといった具合です。

私はこの業界では以前「パーク24」に投資している時期がありましたが、現在注目している企業は別にあります。
その名は「パラカ(4809)」です。
同業他社と単純にPERで比べても圧倒的に割安であり、業績も右肩上がりで安定感があります。つい先日発表された2013年9月期第1四半期の決算も、売上高は前年比13.5%増の22.01億円。経常利益に至っては前年比21.7%増の4.22億円で、これは通期計画の14.3億円に対して進捗率は29.5%と好調です。

事業内容などは素晴らしいアナリストレポートが出ていますので、興味のある方は確認してみてください。内容は前期の決算に関するものです。「パラカ(4809)」アナリストレポート」

パッと現在の進捗率をそのまま当てはめて、今期の通期業績を予想した数字で株主価値を計算してみます。
まず通期の予想営業利益を19.64億円とします。割引率を成長力の高さを考えて6~8%で計算すると事業価値は147~196億円となります。
直近のBSから財産価値は16億円、負債は110億円です。
したがって株主価値は53~102億円となります。現在の時価総額は69億円弱なので成長力に期待できる投資家には割安な銘柄だと言えると思います。
チャートを見ると買うのには勇気がいる水準ですが、さて今後のパラカの株価はどうなるでしょうね。


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