パスポート（7577）の事業内容と業績推移

本日は、ショッピングモールなどでおなじみの生活雑貨・インテリア雑貨専門店のパスポート（7577）について研究してみたいと思います。

取扱商品は「かわいい」「楽しい」「ほっとする」カラフルなオリジナル商品を中心として、リビンググッズ・ダイニンググッズ・ライフファブリックス・バラエティグッズといったカテゴリー商品を展開しています。

店舗開発は、インショップ型（新規出店の標準面積50～100坪）および路面型（同150～200坪）を基本としています。インショップ型では駅ビルやファッションビル、郊外型ショッピングモールの中にテナントとして出店しています。路面型ではパワーセンターを中心に出店しています。これらを店舗開発における基本コンセプトとし、全国各地へ積極的に店舗を展開しています。

「データ・マーチャンダイジング」（POSによるデータ重視の品揃え手法）と各店仕入制度を推進し、オリジナル商品、価格競争力、取扱品目数、サクセス情報の共有等の強化に努め、パスポートならではの強み・他社との差別化を図っています。

業績推移を確認すると、ここ3年売上利益ともに順調に業績を伸ばしていましたが、今期はその成長に急ブレーキがかかっています。

会社予想では売上が137億円、営業利益が4.8憶円ですが、第3四半期までの数字をみると未達成の可能性も高くなっています。

しかしながら、株価は9/10に業績下方修正を発表した直後の268円という安値から、11月あたりから上昇に転じて、現在は340円を挟む展開となっています。

配当に関しては、ここ2年は10円配当で今期も10円配当を予定しています。

1/11の終値339円で計算すると、配当利回りは2.95％になります。

たらればは投資では禁物ですが、下方修正直後の268円での配当利回りは3.73％でした。

明日は中期経営計画を確認してから目標株価を算出しますが、事業内容と過去の業績推移からあまり中長期投資の対象にはなり得ない銘柄のようです。

しかし現在の時価総額17.8憶円という数字を考えると、株価によっては投資できそうな気がするので明日はしっかりと目標株価を確認したいと思います。