割安株投資研究所

2004年に株式投資をはじめました。現在の投資スタイルは割安株投資がメインです。好きな格言は「人の行く裏に道あり花の山」。

ハブ(3030)の事業内容と業績推移

本日は首都圏を中心に英国風PUBを展開している「ハブ(3030)」の研究をしてみたいと思います。 まず初日は、事業内容と過去の業績推移を確認してみたいと思います。 事業内容は英国風PUBを展開しているのですが、20~30代をメインターゲットにした「HUB」と、30~50代向けの「82(エイティトゥ)」の2ブランドを展開しています。2012年11月末時点で76店舗。2017年までに「130店舗、売上高100億円、経常利益8億円」の目標を掲げ、着実に成長を続けています。 ハブの付加価値が高い理由には、まず「HUB」「82」という2ブランドをフォーマットとして、英国風PUB単一事業をチェーンストアとして展開している点です。他の居酒屋業態と異なり、多業態、また急速な店舗拡大を図るのではなく、1店舗1店舗が地域に根差すことができ、地域のお客様に満足頂ける、地域密着の店舗を着実に出店し(全体店舗数の約10%/年)、ブランド力の強化と常連顧客の囲い込みにつなげています。 その結果、トレンドに左右されない営業スタイルを確立し、また、他の居酒屋業態では考えられない、大規模改装や退店のない、長い店舗ライフサイクルを実現することで、安定的な収益の継続的確保を可能にしています。 もうひとつの付加価値を創造する鍵となるものが強い人的資源です。 常連顧客を着実に囲い込むため、「メンバーズカード」や「サッカーイベント」等のお客様を飽きさせない当社ならではの仕掛けづくりも付加価値創造の重要なファクターですが、日々実際にお客様と接する店舗の従業員の接客力・ホスピタリティー高さこそが、最も重要な付加価値となっています。 次に過去の業績推移を確認しておきましょう。 $割安株投資研究所 (ハブ第14期有価証券報告書より) 前期までの過去5年間の数字を見ると非の打ちどころのない素晴らしい業績推移です。 過去5年間で売上は1.58倍、経常利益は2.72倍、営業キャッシュフローは2.05倍と高い成長性を感じます。 2013年2月期の第2四半期決算の数字も確認しておきましょう。 $割安株投資研究所 $割安株投資研究所 $割安株投資研究所 (2013年2月期第2四半期決算説明会資料より) 今期も順調に業績を伸ばしていることが分かります。 この決算を受けて上方修正があるかもと思いましたが、通期予想の売上75.3億円、経常利益6.3億円は据え置きのままでした。 $割安株投資研究所 (2013年2月期第2四半期決算説明会資料より) 最後に配当政策を見ておきましょう。 さすが増収増益が続いている企業だけあって、配当も1年を除いて増配を続けています。 今期も前期より800円増配の7500円を予定しています。 12/21現在の株価268700円なので、配当利回りは2.79%となります。 配当利回りだけで考えるなら増配が期待できる銘柄であることを考えても、3.5%水準である214286円くらいの株価なら購入を考えはじめても良いかもしれませんね。 チャートを見ると今期の最安値が198500円なので、配当利回り3.78%までは下落したんですね。 まぁ、自分は欲張りなので4.0%水準の187500円くらいないと投資はしませんが(*゚ー゚)ゞ 明日は、中期経営計画から考えた目標株価を算出してみたいと思います。 株式長期投資 ブログランキングへ にほんブログ村 株ブログ 株 中長期投資へ にほんブログ村 読者登録してね