割安株投資研究所

2004年に株式投資をはじめました。現在の投資スタイルは割安株投資がメインです。好きな格言は「人の行く裏に道あり花の山」。

やまや(9994)は安すぎないか?

【9994】やまや

イオン系の酒類専門チェーン大手。輸入から小売りまで一貫体制。子会社に居酒屋「はなの舞」などを展開する「チムニー(3178)」がある。

 

事業内容

酒類専門のチェーン店で、若者のアルコール離れなどのニュースを聞くとどこに成長の余地があるのかと感じてしまいますが、過去10年の業績は順調に右肩上がりで成長を続けています。

まだ店舗数も312店舗で出店しているのは29都府県なので、店舗数という面で成長余力はありそうです。しかも今期の決算より子会社化した「チムニー(3178)」の業績も上乗せされるので、業績予想は高成長となっています。

 

◆株式データ(6/9終値

株価   1,897円

単元株数 100株

PER   8.2

PBR   0.92

配当利回り 1.48%

時価総額 205.78億円

発行済株式数 10,847,870株

 

◆最新決算(平成26年3月期決算

以下は今期の業績予想(昨年比)を記載します。

売上高  172億円(26.8%)

営業利益 70億円(66.6%)

経常利益 70億円(63.3%)

四半期純利益 25億円(8.0%)

 

◆目標株価 6,579円

事業価値 70億円×0.6/5%=840億円

財産価値 91.98億円

負債   218.25億円

株主価値 713.73億円

 

◆注目ポイント

今回の注目ポイントは1つ「親子逆転銘柄」だからです。これは、子会社の時価総額が親会社の時価総額を上回っている状況のことで、以下で具体的に説明します。

「やまや(9994)」が約50%保有する子会社が「チムニー(3178)」です。

その親会社である「やまや」の時価総額は205.78億円で、子会社である「チムニー」の時価総額は436.52億円と親子逆転現象が起きています。

つまり「やまや」を買えば、「やまや」の価値+「チムニー」の株式の約50%に当たる約218億円分の価値が手に入るということです。

上記のように考えると「やまや」単体の価値はほぼゼロということですが、そんなことあり得ないですよね。

ねっ!安いでしょ!

「親子逆転銘柄」は株式市場では探せばいくつかあります。代表的なところでは「NTTとNTTドコモ」「ローランドとローランド ディー.ジー.」などです。

特に最近「ローランドとローランド ディー.ジー.」で注目されているテーマなので、そのおこぼれで人気化してくれるとうれしいなと密かに期待しています^^;

 

◆コメント

ずっと注目していた銘柄だったのですが、ここ最近買っても良さそうな株価になったので、安いところはコツコツ拾っています。

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最近の株価はこの好地合の中、横ばいで推移という非常に残念な結果です。嵐の前の静けさなら良いのですけどね。

個人的には株価は現在の2倍くらいは当然と思っていまが、もし投資する際は良く自分の頭で考えてからにしてくださいね。

 

それではまた明日(^_^)/~

 

◆書籍紹介

私は夏号だけCD-ROM版も購入するようにしています。独自のスクリーニングが行えたり10年間の業績が見れたりと何かと便利な機能があり、使いこなせるようになると面白いですよ。

会社四季報CD-ROM2014年3集夏号

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