パンチ工業(6165)は中期経営計画に注目
【6165】パンチ工業(東証2部)
金型部品国内2位。中国は8000社の顧客基盤持ちシェアトップ級。短納期販売に強み。
◆事業内容
プラスチック金型やプレス金型用の部品の製造・販売を行う。
プラスチック金型は携帯やデジカメの外装など、多くのプラスチック製品の製造に用いられる金型で、加熱溶融したプラスチック樹脂を射手成型機に実装された金型に注入し、冷却・固化することにより製品がつくられる。
またプレス金型は、プレス機に金型を実装し、上下に分かれた金型の間に材料を入れ、プレス機を稼働することにより、金型で型どられた製品が出来上がる。
顧客は自動車業界と電子部品業界が主要顧客で医療、食品・飲料業界にも進出しています。
グループ売上高は国内2位(1位はミスミグループ)だが、中国市場では1位となっている。
詳しくはこちらの決算説明資料をご覧ください。
◆株式データ(4/4終値)
株価 942円
単元株数 100株
PER 16.62
PBR 1.38
配当利回り 1.32%
時価総額 79億円
発行済株式数 7,150,000株
◆最新決算(平成26年3月期第3四半期決算)
以下は(昨年比/通期業績予想進捗率)で記載します。
売上高 214.12億円(14.2%/76.4%)
営業利益 8.31億円(48.2%/79.5%)
経常利益 7.24億円(35.6%/86.3%)
四半期純利益 4.72億円(41.9%/81.4%)
◆目標株価 552円
事業価値 10.45億円×0.6/5%=125.4億円
財産価値 22.19億円
負債 108.13億円
株主価値 39.46億円
◆注目ポイント
意欲的な中期経営計画。
当社は2016年3月期を最終年度とする中期経営計画を発表しています。
この中で2016年3月期の目標数値を売上高300億円以上、営業利益20億円以上としています。今期の予想売上高が280.23億円、営業利益10.45億円なので、特に営業利益の面で大きな期待感があります。戦略としては生産工程の見直しと高付加価値製品の販売比率のアップです。
四季報の予想では2015年3月期の予想営業利益が14億円となっているので、決して無理筋な数字ではないでしょう。
現状のバリエーションは割安とは言えないですが、もしこの中期経営計画が達成されれば、その高い増益率が注目され株価も大きく反応すると思うので、タイミング次第では大きな利益をもたらせてくれそうなので、継続的に注視しておいて損のない銘柄の一つだと思います。
◆書籍紹介
ホリエモンも超おすすめの本書ですが、私もまだ読んでいないので読んでみようと思っています。
それではまた明日(^_^)/~