今週の決算情報（グラファイトデザイン/エストラスト）

【7847】グラファイトデザイン

（平成26年2月期第3四半期決算）

売上高　　33.37億円

営業利益　9.41億円

経常利益　10.52億円

四半期純利益　9.55億円

決算発表と同時に通期業績の上方修正と増配の発表もありました。

詳しくはIRを読んで欲しいのですが、プロの使用率が増加していることや新製品も好調なこと、一番大きいのはカスタム採用における受注が堅調に推移していることが業績好調の理由です。

配当に関しては好業績による増配と、創業25周年記念の特別配当を合わせて、前期の15円より10円増配の25円となります。

今期の予想営業利益が11.5億円で、1/10現在時価総額が62.2億円なので、単純に営業利益の5.4倍とまだまだ割安度が高いですね。

【3280】エストラスト

（平成26年2月期第3四半期決算）

売上高　　86.48億円（33.7％/84.0％）

営業利益　9.00億円（39.0％/89.1％）

経常利益　8.35億円（46.5％/92.8％）

四半期純利益　5.10億円（58.3％/94.4％）

素晴らしい決算ですね。

来期の通期引渡し予定戸数もすでに69.1％が契約済みなので、増税だからと言って業績に影響が出る可能性は当社の場合少ないのではないでしょうか。

問題は建築費の高騰の方かもしれません。山口県周辺は分かりませんが、会社で小耳にはさんだ情報によると都内ではその影響が出始めているようです。

今回の好決算を受けて株価の反応が楽しみでしたが、翌日の株価は朝方は高かったものの大引けは前日比マイナスとイマイチの結果でした。しかしながら、私はチャンスと捉えて買い増しを行いました。現在の時価総額が43.1億円で、今期の予想営業利益が10.5億円なので、単純に営業利益の4.1倍しか時価総額がありません。

さきほどの「グラファイトデザイン（7847）」が約5.4倍だったことを考えるとさらに割安度は高いですね。

主力が山口県という地味なマンデべなので、なかなか知名度が上がりにくく株価も評価されにくいということはあるかもしれませんが、それを差し引いても勝負に値する銘柄だと思います。

◆書籍紹介

本日は投資とは関係のない本ですが、素晴らしい本なので紹介したいと思います。

kindleセレクト25の中の一冊である「最後の授業　ぼくの命があるうちに」という本です。非常に有名な本なので読んだことがある方も多いかもしれませんが、私もだいぶ前に一度読んでまた最近読み直してみました。

するとやはり心に響くポイントが時間の経過とともに変化するんですね。以前の読後は自分の生き方についてしっかり考えようということが心に残ったのですが、今回の読後は子どもに対してのことばかり心に響いてきました。

いろいろと考えさせられることばかりで、投資のテクニック本も良いですがたまには名著も読み直した方が良いなと改めて実感させられた一冊でした。