11/12の決算銘柄 - 割安株投資研究所

第1四半期までの結果はイマイチでしたが、9月に第2四半期までの業績の上方修正を行っていました。今回はその数字をさらに上回る増収増益の好決算でした。

会社側の説明によると、映像音楽事業で出資作品の「のぼうの城」や自社作品の「ゾイド」など、利益率の高いオリジナル作品が好調だったことによりセグメント利益が前年比250.1％増、アミューズメント事業でキッズカードゲーム機の商材において「アイカツ！」、「ドラゴンボールヒーローズ」が好調だったことに加え、玩具自動販売機商材も好調に推移していることによりセグメント利益が前年比96.7％増となったことが好業績を牽引したようです。

【3953】大村紙業（平成26年3月期第2四半期決算）

減収減益と苦しい決算ですね。第1四半期も厳しい決算でしたが多少持ち直した感はありますが、結局第2四半期までの業績予想は未達に終わっています。

まぁこれと言って特に取り上げることはないですね^^;

【7292】村上開明堂（平成26年3月期第2四半期決算）

減収減益の決算でしたが、第2四半期までの業績予想はクリアしており順調な決算と言えるでしょうね。

今期の業績予想で目標株価を弾いていなかったので計算しておきたいと思います。事業価値は261億円（43.5億円×0.6/10％）、財産価値202.75億円、負債43.75億円で株主価値420億円、目標株価3206円です。

現在の株価が1450円（時価総額189.95億円）なので割安度は高いのですが、割安度が解消されるのは時間がかかりそうです。というのも、この企業は1000株単位なのが流動性という意味で非常にネックになっていると思うんですよね。会社側もこの問題は認識しているようなんですが、なかなか分割を実行してくれません。

【4115】本州化学工業（平成26年3月期第2四半期決算）

増収増益で通期業績予想に対する進捗率は、売上高はイマイチなものの利益面は好調なようです。

主力製品と関連のあるＩＴ関連機器・デジタル家電分野において薄型テレビやパソコン等の需要が依然として低調のまま推移するなど、事業環境は厳しいことを考えれば、もちろん円安が追い風になっているのはありますが、コスト削減効果も大きいのではないでしょうか？

これで需要が本格的に回復してくれば、業績も一段と魅力的なものになってくるでしょうね。

【2924】イフジ産業（平成26年3月期第2四半期決算）

増収増益（営業減益）の決算でしたが、第2四半期までの業績予想に対しては売上高は上回ったものの営業・経常利益は未達で終わりました。

会社側の説明によると、鶏卵関連事業において、夏の猛暑の影響や「成鶏更新・空舎延長事業」による鶏卵の供給減により鶏卵相場が上昇し、原料買付単価が上昇したことにより利益面で苦戦したようです。

昨日の記事でおすすめした「ニチリン（5184）」が出来高を伴って多少上昇しましたね。私も記事でおすすめした手前、本日より参戦しました。

ということでもう一発煽る話をすると、今期は過去最高益を更新の予定なのですが、株価の最高値が2005年12月の1560円なので、本日の終値965円と比較するとまだ約38％開きがあります。

だからどうしたって感じですね^^;

本日は決算書を読み方を分かりやすく教えてくれる書籍の紹介です。著者である大津広一さんの書籍はどれも読みやすく分かりやすい内容に仕上がっているのでおすすめなのですが、投資初心者の方にはこの書籍が良いと思います。

私はこの本が好き過ぎて2冊持ってますからね^^;