ヤマトインターナショナル(8127)の平成25年8月期本決算
【8127】ヤマトインターナショナル
◆株式データ(10/11終値)
単元株数 100株
PER 15.48
PBR 0.43
配当利回り 3.67%
時価総額 98億円
発行済株式数 22,502,936株
◆決算速報
「平成25年8月期決算短信」で数字を確認しておきましょう。
以下は(昨年比/通期業績予想進捗率)で記載します。
売上高 237.86億円(1.5%/99.1%)
営業利益 9.89億円(△9.6%/82.4%)
経常利益 10.89億円(△5.7%/87.2%)
当期純利益 5.80億円(18.0%/89.2%)
以上のように増収増益(営業・経常減益)となりました。
進捗率を見ていただくと分かるように、売上高はほぼ計画通りでしたが、利益面で苦戦したようですね。
会社側の説明によると、利益面では売上総利益率は50.0%と0.4ポイント上昇したが、直営店の出店や改装等の積極的な先行投資を行った結果、販管費率が45.8%と0.9ポイント上昇したために、結果として営業利益率が4.66%→4.16%と低下したことが響いたようですね。
次に平成26年8月期の通期業績予想も確認しておきましょう。
売上高 239.40億円(0.7%)
経常利益 11.50億円(7.0%)
当期純利益 6.00億円(0.2%)
以上のように増収増益の予想です。
会社側の説明によると、ローコスト運営に基づく売場拡大や生産拠点の東南アジア比率拡大による原価低減を実現し、効率的な収益構造の構築を目指していくとのことです。
◆目標株価
まずは、前回の「ヤマトインターナショナル(8127)」の目標株価を確認しておきましょう。
事業価値 12.0億円×0.6/10%=72億円
財産価値 113.24億円
負債 14.92億円
株主価値 170.32億円
目標株価 757円
次に今期の通期業績予想数字をベースに目標株価を修正してみましょう。
この会社は予想営業利益を発表していないので、経常利益から推測した仮の数字で代替しますのでご注意ください。
事業価値 10.5億円×0.6/10%=63億円
財産価値 123.38億円
(その他に土地を帳簿上79.31億円保有)
負債 15.03億円
株主価値 171.35億円
目標株価 761円
◆投資判断 B
この企業は資産バリュー株なので、業績どうのこうので株価はあまり反応しません。
肝心の業績も毎期良くもなく悪くもなくという状態なので、ますます最近はその傾向が強くなっています。
株価も毎年株主優待権利落ち後の8・9月くらいが株価の底になるケースが多いので、今の株価水準から大きく売りこまれる危険は少ないのではないでしょうか?
したがって、安いところはコツコツ拾っておけば、そのうち株価も上昇してくれるのではないでしょうか?
投資期間としては年単位で保有する覚悟のある投資家向きの銘柄ですよね。
それではまた明日(^_^)/~