割安株投資研究所

2004年に株式投資をはじめました。現在の投資スタイルは割安株投資がメインです。好きな格言は「人の行く裏に道あり花の山」。

ファンダメンタル分析って何するの?②

昨日の続きです。

まずは、長期間の過去の業績を分析します。
長期間というのは過去5~10年くらいの期間をさします。
四季報では過去5年の業績しか分からないので、私が利用しているのは会社四季報CD-ROM版と、GMOクリック証券の財務分析です。
どちらも過去10年の業績推移を詳しく知ることができて便利ですよ。
この長期間の過去の分析で見るべきポイントは、営業利益の成長性と安定性です。
成長性は年平均5%以上の成長をしている。
安定性は減益がないことです。
以上の条件を満たしている銘柄は、次の段階に進みます。

次は、直近の業績の精査です。
ここでは、売上・利益が爆発的に伸びているかを確認します。
爆発的な伸びとは、売上10%以上、営業利益20%以上です。
期間は直近1年ですが、特に重要なのは直近の四半期の業績変化率です。

ここまでのチェックを潜り抜けた銘柄は最後に将来も成長が続くのかどうかの確認をします。
確認の仕方は簡単で、成長の理由をひとことで説明できるかどうかです。
なぜなら株価が新高値を更新してくるような銘柄は誰もが納得するような銘柄だからです。

このようにゆるぎない成長をする会社には3つのパターンがあります。
①時流に乗っている会社
→ブームのような一過性とは違い、長期に成長が期待できる
②オンリーワンの会社
→ライバルのシェアを奪うことができる
③政策の恩恵を受けている会社
→一定の需要が確保される

以上がファンダメンタル分析の基本です。
今回の考え方は「林則行」さんの考え方を基本にしているため、順張り投資(特に新高値更新銘柄)で威力を発揮します。

こんな記事を書いてて何なのですが、実は私はこれを満たす銘柄で儲けたことがほとんどありません。
なぜかというと、これらの銘柄は私が普段買うような割安株では存在しないからです。
優良銘柄はやはりそれなりに評価されているので、買いづらいんですよね。
しかしなぜこのような記事を書いたのかというと、投資の幅を広げたいと思っているからなのです。
現在は相場が好調なので新高値を更新している銘柄も多くなってきており、この条件を満たす銘柄も散見されます。
絶好の練習のチャンスだと思い、割安株投資以外のスタイルを確立させるために、少し冒険してみようと思います。

それではまた明日(^_^)/~


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