割安株投資研究所

2004年に株式投資をはじめました。現在の投資スタイルは割安株投資がメインです。好きな格言は「人の行く裏に道あり花の山」。

ダイサン(4750)の平成26年4月期第1四半期決算

本日は、住宅・建築向けレンタルが主力の足場部材メーカーの「ダイサン(4750)」の平成26年度6月期本決算をフォローしておきたいと思います。

まずは8/30に発表になった「平成26年4月期第1四半期決算短信」で数字を確認しておきましょう。
以下は(昨年比/第2四半期累計業績予想進捗率)で記載します。

売上高22.22億円(21.5%増/51.8%)
営業利益3.47億円(313.0%増/69.4%)
経常利益3.63億円(297.3%増/72.6%)
四半期純利益2.16億円(274.8%増/74.5%)

以上のように第1四半期を終えての決算としては増収増益となりました。
進捗率を見ていただくと分かるように、利益面での上方修正が期待できそうな好調な決算ですね。
この決算を受けて、本日株価はストップ高となっています\(^_^)/

会社側の説明によると、住宅・建築業界においては住宅取得を促進する税政策や住宅ローンの優遇措置の継続、消費税増税を見越した駆け込み需要等から、住宅着工件数は堅調に推移している状況にあるようです。
施工サービス事業においては、付加価値提案による施工単価改善の継続した取組みと、取引先企業の好調な受注により、売上高、および利益の増加。
製商品販売事業においては、ビケ足場の販売量が増加し、中でも収益力の高い製品の販売拡大が寄与したこともあり、売上高、利益とも順調に推移致したとあります。

次に前回銘柄研究を行った際の「ダイサン(4750)の目標株価」を確認しておきましょう。
前回の目標株価は、事業価値の割引率を8%で計算して1009円でした。
この目標株価は期首に発表された今期の業績予想をベースにしています。
進捗率を考えると上方修正してくる可能性も大きいのですが、目標株価の変更は第2四半期の決算を見てから再度考えたいと思います。

9/2の終値が604円(時価総額46.01億円、PER8.37倍、PBR0.84倍、配当利回り2.32%)なので、現在の株価は約40%割安であるという結論です。

株価はまだまだ割安だと思うのですが、難しいのが来期もこの好調な決算は続かないだろうということです。
したがって、現状の株価が割安だからと言ってあまり積極的に投資するにはリスクが高いかもしれないなということです。
私は、株価はだいたい半年先を見越していると考えているので、まだ今期の業績を株価は織り込みに行くのかもしれませんが、年明けくらいには業績は良くても株価の上値は重くなるかもということを念頭に置いておいた方が良いかもしれませんね。

ちなみに私は前回の銘柄研究で割安だと評価しておきながら、当社に投資していません。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。

それではまた明日(^_^)/~


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